昔勉強した環境問題で3R(さんアール・スリーアール)【Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)】という言葉を聞いたことがあると思います。
そして、いつの間にか、4Rになり、5Rになり、7Rになり、今では18Rまで増えたことをご存知ですか?
あなたの環境問題に対する知識や行動がどれくらい環境問題を助けているのか、全てのRを確認していきましょう。
あなたは何個のRを達成できているかチェックしてみてください。
そもそも、3R、4R、5Rって?
すでに、知っている方もいるろ思いますが、勘違いの内容にまずは基本となる3R・4R・5Rからおさらいしておきましょう。
【3R】:Reduce, Reuse, Recycle
小学校のときに勉強したと思いますが、勘違いしているかもしれないのでおさらいしておきましょう。
Reduce (リデュース):ゴミが減るようにする
ゴミの量を減らすために、マイバッグを持参するなどをして、不要なものは貰わず、本当に必要なものだけを選ぶように心がけます。
Reuse(リユーズ):繰り返し使ってゴミを減らす
ゴミを生み出さないために、繰り返し使ったり、他の人に譲ったりすることでゴミを減らすことができます。
Recycle(リサイクル):再生利用する
ゴミを減らすように工夫してもゴミは出てしまいます。
そういったゴミは、分別してリサイクルすることで資源の有効利用することができます。
【4R】Refuse(リヒューズ):ゴミの発生を断る
Reduceに近い、そもそもゴミが出ないようにするのがRefuseです。
コンビニやレジでのビニール袋などを断ることで、ゴミの発生をRefuse(断る)しましょう。
わたし達が一番最初にできる環境活動で、最初の3Rよりも重要な活動と言えます。
【5R】Repair(リペア):修理して再利用 を追加
靴や鞄など長期間使えるものは、使っていくうちに壊れてしまいますよね。
そこで重要なのがRepair【修理】です。
修理することで、本来よりも長く使い続けることができるだけではなく、味わい深いビンテージとして価値を高めることもできます。
また最近では、壊れた靴や鞄を直して、メルカリなどで販売したり、逆に壊れた中古品を安く買って修理して使っている人も多くいます。
壊れて使えなくなっているモノも修理して売ることで、身の回りもスッキリして副収入も入って一石二鳥ですね。
あなたは何個のRを達成できる?18Rまでの道のり
5Rに加えて最近注目を浴びている13のRを合わせて紹介します。
あなたは現時点で、なんこのRを達成していますか?
7R? 10R? 18R?
⑥Reform(リフォーム):改良して再び使えるようにする
クローゼットにしまったままの洋服や古くなって使っていない家具はありませんか?
着られなくなった洋服のサイズを調整したり、新しい洋服に作りなおすことで、再び着られるようにすることもできます。
洋服だけでなく、家の家具も同様にインテリアに似合わない古いデザインも色を塗り替えたり、取っ手を変えたりするだけで再び使えるようになります。
リフォームのDIYで使える商品が安価で手に入りやすくなっているため、誰でも気軽にリフォームを楽しむこともできます。
リフォームすることで再び使えるようになり物が長く使えます。
⑦Rebuy(リバイ):再利用できるものを購入する
新しい商品を購入するのではなく、フリーマーケット、リサイクルショップやメルカリなどで販売されている中古商品を購入することで、物の再利用をすることができます。
中古商品を購入してリペアして使う方も多いです!
再利用できる上に、新しい商品を購入するよりも安く手に入るメリットもありますね。
⑧Return (リターン)・Returnable(リターナブル):使った後は購入先に戻す
使った後に購入先に戻せるものがあるのはご存知ですか?
代表的なのはビールの空き瓶や携帯電話です。
ビールの空き瓶などの“リターナブルびん”は、洗って何度も繰り返し使うことができるものです。
携帯電話も新しい機種を購入したときに、販売店で回収を行なっています。
リターナブルびんは、購入先に返却することでお金にすることもできるし、次回、商品を購入するときに割引を受けられるなどのサービスもあります。
近隣のお店を確認してみると良いですね!
購入先へ戻すことで無駄なゴミを減らすことができます。
⑨Refine(リファイン):ゴミを資源と分別して再利用できるようにする
ゴミの分別は正しくできていますか?
例えば、空きペットボトルを普通の燃えるゴミに混ぜて捨ててしまっていたとしたら、リサイクルできる素材もただ燃やされるだけになってしまいます。
各自治体でゴミの分別のルールがありますから、改めて見直してみると良いかもしれません。
ゴミを資源になるものときちんと分別して、無駄なく再利用できるようにしましょう。
⑩Regeneration(リジェネレイション):再生品の使用を心がける
商品を手にしたとき、再生品で作られているかどうかもチェックするように心がけてみましょう。
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、コピー用紙、紙コップなど商品を購入するときにリサイクルマークにも注目して商品を選ぶとよいでしょう。
- PETボトルリサイクル推奨マーク
- 再生紙使用マーク
- グリーンマーク
- 牛乳パックリサイクルマーク
リサイクルによって作られた製品には、リサイクルマークがつけられています。
リサイクルマークがつけられた再生品を使うことを心がけることで、資源の節約をすることにつながります。
⑪Rethink (リシンク):自分にとって本当に必要か考える
購入する前に、自分にとって本当に必要なものがを一度考えてみましょう。
便利で優れたものが豊富にあるし、ネットでも手軽に買い物ができる時代。
買ったけどたった数回しか使っていないとか、1度も使わず開けていない・・・などつい必要のない買い物をして物が増えていませんか?
買い物で商品を手にとったとき、ネットで購入ボタンをクリックする前に「これは本当に必要?」と考えてみましょう。
考える習慣をつけることで、
- 物を買わなくなる
- 1つの物を大事に使い切る
- 物を増やさない
- ゴミが増えない
- お金が貯まる
といったミニマムな暮らしができるようになり、エコにつながります。
1人でも多くの人がRethinkできるようになると、物の生産も必要な量で十分になるので、過剰な消費もしないし、ゴミも減ります。
⑫Rental(レンタル):借りることで所有するものを減らす
レンタルやシェアで所有するものを減らしましょう。
Rethinkで必要なのかを考えたとき、買わなくても何とかなったり、レンタルやシェアで充分に足りることもあります。
近年は物を所有するよりシェアする時代にもなっているので、
- 家具や家電
- 車
- 自転車
- 洋服
などといった幅広いジャンルでレンタルやシェアサービスが行なわれています。
物を借りることで所有するもの自体を減らすことができます。
欲しいものがあったとき、一度レンタルで使ってみてから本当に必要かどうか試すこともできますね!
⑬Right Disposal (ライト・ディスポーザル):環境に沿った正しい処分をする
ゴミは生活環境を保つために、環境にそった正しい処理をしなければなりません。
業者は産業廃棄物を処理方法、処理施設の基準を守って適切に処理をすることが定められています。
私たち個人でも
- ポイ捨てはしない
- ゴミと資源は分別をして捨てる
など環境に沿った正しい処分をしましょう。
⑭Remix(リミックス):新しく何かを作るために、他のものと組み合わせる
新しく製品を作るときに、他のものと組み合わせて作ることでゴミの削減、環境保護に役立ちます。
例えば古紙を配合させたトイレットペーパーやコピー用紙、ペットボトルのプラスチックからもスーツやネクタイ、スクールバッグ、食品用トレイなどを作ることができます。
Remixで作られたものを意識的に手にすることで資源の無駄遣いを減らすことができます。
⑮Reconvert to Energy (利用できないゴミを燃やす時の熱を利用する)
私たちが捨てている再利用ができないゴミは、ゴミ焼却場で焼却されています。
そのゴミの焼却時に発生する熱エネルギーは、温水プールや周辺施設の冷暖房のエネルギーとして利用されています。
⑯Recreate(リクリエート):自然を楽しみ保護する余暇を楽しむ
従来型のリーゾート開発は、森林破壊や水質汚染などが問題とされていましたが、Recreateは「グリーンツーリズム(アグリツーリズム)」という農業や漁業などの体験活動をして楽しみながら自然保護の知識を身につけることができます。
⑰React (リアクト):自然を楽しめる機会や環境が増えるように働きかける
グリーンツーリズムで農業を体験したら、家庭でも家庭菜園を始めてみたり、日常でも自然を楽しめる機会、環境を増えるようにしてみてはいかがでしょうか。
Recreateで体験した楽しかった経験をSNSなどで投稿することでも、周囲の人へ自然を楽しめる機会、環境を知らせることができ、関心を高めることができるかもしれません。
⑱Restore(リストア):壊れた自然を復元させる活動に取り組む
壊れた自然を復元させる活動に取り組むこともできます。
例えば、森林伐採などの環境破壊、温暖化対策のための緑化活動では、「植樹・植林」や「ゴミ拾い」などのボランティア活動に参加してみることで、壊れた自然を復元させる活動に協力することができます。
「緑のカーテン」のような家庭で行なえる緑化活動もあります。
夏の緑は直射日光を遮り、秋冬は枯れた葉が暖かい陽射しを取り込んでくれまます。また、生き物の生息空間を確保することができるようになります。
家庭での小規模なエコ活動も自然を復元させる取り組みになりますよ!
【まとめ】多くのRを達成するために必要なこと
あなたは、なんこのRを達成していますか?
21世紀の環境問題は、行動に移すだけではなく、知識を広めたり、行動を促すようにまわりに働きかけることも重要になっています。
ぜひ、あなたのまわりにもシェアして、いくつのRを達成できているかチェックしてもらいましょう。
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勉強になったぜ