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初めてのラマダンが終えようとしていて、今度はレバランがやってくる。

イスラム教色が強いスンバワ島にやってきて1年。

 

去年のラマダンは、無視していたし、それほど気も使わなかったけど、今年のラマダンは違う。

 

結婚するために自分もイスラム教に改宗するためにポコチンを切り、まわりのみんなも「コイツは本気だぞ。」と思ったのか、イスラム教について教えてくれたりもする。

 

ラマダンでやってはいけないこと、だけじゃなく、ラマダンの意味やラマダンの過ごし方などを聞いていると、なんだか自分もやらないといけないんじゃないかという窮屈さと、同時にちょっとやってみようかなぁ、という好奇心が芽生えてくる。

 

というのもラマダンは平和のためにいい、ラマダンをやるとピースフルになるっていうのを聞くのと、実際にラマダン中は街も人もピースフルになっているからだ。

 

しかし、ラマダンも終盤になるにつれて、雰囲気もピースフルな状態から、我慢も限界に近くなってきたのだろう、ややストレスフルな雰囲気もただよってきた。

 

プアサ(断食・禁欲)をしている人たちの頬はコケてきて、目に見えて疲れて見えるし、あまり近寄らないほうがいいかな、なんていう雰囲気も出ている。

 

夕方になると、みな食事の準備に忙しくなるのと、お腹が減ってイライラもしてくるのだろう、まるで月曜日の朝にむかえる通勤ラッシュのように車、バイク、人、馬車がごった返す。

 

ラマダン中に開催された夜市。

混雑した道でも、前に隙間があれば「我先に!」とグイグイ車幅をつめては、エンジンを吹かす。

 

でもただ単に、我慢の限界が近づいてきたから、苛立ってセカセカしているわけではない。

 

みんな、ラマダン明けにある「レバラン」という祝祭が来ることに興奮しているからだ。

 

このレバランは、日本の正月や大晦日のようなもので、地元に家族や友達が一斉に帰って飲み食いを一緒にするのが習慣らしい。

 

特に2022年のレバランは過去2年はコロナによって自粛するように言われていたので、みんな我慢していた。

 

でも今年は、4月になって州またぎに行われていた抗体検査やPCR検査も撤廃され、インドネシア人の大移動ができるように政府も動いている。

 

ジョコウィ大統領も「今年のラマダンは、多くの人が移動するから注意するように。」と直々に宣言を出している。

 

そんなこともあって、今年のレバランは、みんな特別な思いがあるようだ。

 

まだレバランが始まる6日前だというのに、もうみんな移動し始めている。

ラマダンは、このレバラン前も含めてラマダンなので、それがまた面白い。

 

もうお祭りの雰囲気に飲まれて断食をやめている人もいるし、そんな中でも頑なに禁欲生活を守っている人達もいる。

 

僕も彼女の家族のところに行く予定なので、どんなレバランになるのか、ちょっとソワソワしている。

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