まず、最初にここで紹介するのはあくまで「理想のライフスタイルを手に入れるまでの僕の記録」であり、理想のライフスタイルを永続的に手に入れることはまた別ということを念頭にして読んでほしい。
多くの人と話すたびに「1度成功すれば安泰」というイメージをモチすぎている人がいて危険だと思うからだ。
だからこそ、理想のライフスタイルを手に入れる方法と維持するまたは、その後も継続して理想的なライフスタイルを拡張していくこととワケて考えてほしい。
それではさっそく本題にはいる。
「海外のいい波でサーフィンしながら生活したい」
そう思ってから7年後の2016年9月、僕は成田空港の第三ターミナルでバリ行きの飛行機を待っていた。
「まさか本当にこんな日がくるなんて…」
22才のときに夢見てた海外のいい波でサーフィンしながら生活するというライフスタイルをついに手に入れたという充実と喜びに浸っていた。
憧れのライフスタイルを夢に見てからの7年は、常に人生の岐路に立たされてきたし、胃に穴が空くほどのストレスに悩まされたこともあった。
しかし、振り返ってみれば思っている以上に短くあっという間だった。喉から手がでるほど欲しかった理想の人生を歩めることに比べれば…
そんな僕が「7年間なにをやったのか」という記録と、今だったらもっといい選択ができたというフィードバックを元に理想的なライフスタイルを手に入れた方法を紹介していく。
理想的なライフスタイルを描くために、まずは「環境を変える」
環境を変えるだけで、今まで知ることもなかった景色や価値観や文化にあうことができる。
ある地域では絵の具が粉で売られていたり
またある地域ではオレンジ色のばバナナがあったり
石でできている家に住んでいる人もいる。
日本では考えられないかもしれないが、このように違う国や地域という環境を変えてみただけで、今までの常識がくつがえるよう体験をたくさんできるのだ。
そして、環境を変えて見えてくるものは価値観や考え方、生活様式にまでおよぶ。
長く働くことをよくないとする地域があったり、1ヶ月の休暇を普通に取れる地域があったり。
あなたが暮らしている環境はどんな環境だろうか?
あなたにとって理想的といえるだろうか?
もし「違う」と感じ、そしてまた自分にとって理想的なライフスタイルとはナニか?と迷いがあるのであれば、今すぐ環境を変えることをおすすめしたい。
なぜなら環境を変えることが理想的なライフスタイルに近づくための第一歩となるからだ。
例えば、僕の場合はこんな感じだった。
「海外のいい波でサーフィンしながら生活したい」
そう僕が思ったのはニュージーランドでの交換留学が残り3ヶ月と終わりに差し迫った時だった。
そもそも僕はニュージーランドに来るまで人生でサーフィンをしたことがなかった。
なぜ、そんな僕が人生の軸をサーフィンにしてしまうほど、考え方や人生観を変えたのかというと、それはまさに「ニュージーランド」とい人々が生き生きと暮らしている環境と、そこで出会った、その環境で楽しそうに暮らしている日本人サーファーとの出会いがあったからだ。
僕はニュージーランドに行くまで「人生は戦いだ。どれだけ頑張って、社会的な地位と給料を獲得できるかが人生だ。」という価値観をもっていた。
中学や高校の時の部活動でも朝の6時からトレーニングをして帰ってくるのは夜の11時、大学でも生活費を稼ぐために四六時中アルバイトをしていたし社会人になって給料をしっかり稼げるように遊ばずに勉強ばかりをしてきた。
そんな日本の競争社会に22年間、ずっしり漬物のように使っていた僕はニュージーランドの「仕事は最低限。残りの時間は楽しみの時間。」という価値観に感動した。
そして、できるのであれば、「そんな仕事ばかりで終わる日本の人生よりも、楽しみを軸にした人生を送りたい」そう思った。
そして、それを実行しているのが、さきほど出てきた日本人サーファーの人だ。
僕もこの人のように「仕事よりもリラックスした時間を生活で満たしたい」と思うようになてっから、サーフィンにもハマり、その人のことをずっと追いかけていた。
その結果、「海外のいい波でサーフィンしながら生活したい」という理想的なライフスタイルを自分でえがけるようになった。
だから、もしあなたが「そもそも理想的なライフスタイルがなにかわからない」と感じているのであれば、まずは環境を変えてみることはものすごく効果的だ。
環境によって人々の考え方やライフスタイルは変わり、時間の流れだって変わる。
そして、環境が大切であることは自然をみているとよくわかる。
豊かな土壌ではたくさんの食料が育ち、たくさんの生き物が生息している。
逆に痩せこけた雨の降らない環境では食料が育たないから、常に飢えや争いが繰り広げられている。
もし、あなたの環境が競争ばかりでしんどいと感じるのであれば、もっと豊かな環境を見つけて移動してみよう。
そこには、あなたの理想とする生活を既に送っている人がいるはずだ。
理想的なライフスタイルには期日を入れて追求していく
僕が最初に描いた理想は、なんど度もいうように「海外のいい波でサーフィンしながら生活したい」である。
しかし、今では「海外のいい波がわれる場所に拠点をいくつか持ちながら、季節や気分に合わせて移動できるようにいして暮らす」と変わってきた。
経緯を順番に書いていくと
- いつかは海外のいい波でサーフィンしながら生活したい。
- 30才までに海外移住してサーフィンしながら生活したい。
- 3年以内にブログで収入をたてて海外で好きな時間にサーフィンしながら生活したい。
- 3年以内に海外に自分のホームと思える落ち着ける場所を拠点としてサーフィンしながら生活したい。←【今ココ】
というふうになっている。
ちなみに1〜3は達成しており、この理想のライフスタイルを手に入れることで重要なのは2つ。
- 期日を入れておくこと
- さらなる理想のライフスタイルを追求していくこと
理由もしっかりある。
期限がなければ完了できないから
期限を決める理由は3つある。そこには
- パーキンソンの法則
- エメットの法則
- ザイガルニック効果
というものがあるからだ。
パーキンソンの法則
「いつか(今度)とおばけは出たことがない」という言葉があるように、期限をきめずに「いつか、いつか」と思っていてもいつかはやってこない。
この現象は心理学において「パーキンソンの法則」と呼ばれている。
この「パーキンソンの法則」について説明すると『タスクは完成のために与えられた最大限の時間まで膨張する』ということである。
もっと簡単に一言でいうならば、期限を決めない限りいつになっても「いつか理想のライフスタイルを手に入れたい…」と思っているままで何もかわらないということだ。
エメットの法則
エメットの法則とは「タスクを先延ばしにすると、本来の倍のエネルギーと時間がかかる」という法則である。
もしあなたが「苦手な仕事や考えたくない問題について先延ばししてしまい、未だに解決されていない」という経験があれば、それがエメットの法則である。
期日を決めなければいつになっても先延ばししてしまうのが人間なのである。
ザイガルニック効果
ザイガルニック効果とは「片付いていないタスクや問題は頭の中に残りつづける」という現象だ。
エメットの法則にも関係しており、タスクや問題を先延ばしにしても頭の片隅には「あれをやらなければいけない…」とモヤモヤを蓄積させる。
こんなことが続くと「あれも終わっていない、これも終わっていない」と頭の中がモヤモヤでいっぱいになりパンクしてしまう。
そしてついには「もうだめだ」と諦めてしまうのだ。
重要なので再度言っておくが、仮であってもいいから大まかな期日を設けたほうがいい。
最初は誰だって期日通りに求めたクオリティーでタスクは完了できないからだ。
しかし続けていけば自分の力量もわかり、自分にあった期限を決めて守れるようになってくる。
理想を少しずつ試して「本当に自分の理想的なライフスタイルなのか?」を確かめる
「理想と現実は必ずしも一致しない」という落とし穴がある。
この落とし穴を避けるためにも、本当に自分が追い求めている理想は現実でも理想的なものなのか確かめながら手に入れていく必要がある。
僕のうまく言った例は、「海外のいい波でサーフィンしながら生活したい」という目標を実現するために2つのテストをまず行ったことだ。
- 1つ目は人が少ない所に暮らせるか(島)
- 2つ目は海外で長期間暮らすことができるのか
ということだった。
僕の定義するいい波というのは人が少ないところ、かつ1年中サーフィンできる場所である。
そこで、まずは東京にある新島(にいじま)に行くことにしてみた。
新島(にいじま)に住むことができるのか?
新島を選んだ理由はシンプルで人がすくない島であること、そして大学の時に取得した教員免許を使えば新島にある学校で働けると思ったからだ。
1番の不安といえば、人口2300人しかいない小さな島であり、長期生活できる環境なのか?ということだった。
そんな小さな村に暮らしたことがなく、「寂しくならないか?」、「人がいっぱいいるところに行くのには船で10時間もかかる」ということだった。
しかし、そんな心配もよそに、たった4、5日の滞在だったが、新島での暮らしも悪くないのではと思えた。
そして、もし新島に住むことを選ぶことになるのであれば、今度は、数ヶ月の長期滞在でこれるようにしてみようと決めた。
この時、感じたことは海外で暮らせないとしても日本の島で暮せば、「いい波でサーフィンしながら生活できる」という安心感だった。
海外の島、サモアに住むことはできるのか?
海外の人が少ない場所でいい波に乗る方法を探していた僕は「青年海外協力隊」で海外の僻地に行く方法があることを知った。
仕事は柔道のコーチであり、大学までやってきた柔道が初めて人生で役に立たせることができた。
もちろん、誰でもいけるというわけではなく、募集要項や、審査、そして訓練がありすべて通過する必要があった。
(この時の僕の頭の中には、もしダメだったらワーキングホリデーを使ってオーストラリアやニュージーランドに行こうと考えていた)
サーフィンができそうな国と募集要項が一致する国はドミニカ、パナマ、エルサルバドル、サモアなどがあり、その中でも一番小さな島だったサモアを第一候補として選んだ。
ちなみに、このサモアは一番人気で倍率も9倍以上だった。が、幸運にも僕が選ばれた。
前置きが長くなったが、結果的にこのサモアでの生活が「海外のいい波でサーフィンしながら生活する」という思いを強く決定づけてくれた。
その決定的な要因は
- ガラスみたいな透明度でキレイな海
- 人が少なく思う存分サーフィンできる
という2つだった。
この2つを手に入れるために、できるかどうかではなく「絶対にこういう場所でサーフィンしながら暮らしたい」と腹が決めることができた。
まさに理想的な場所を実際に体験し、自分が望んでいるものかどうかを確認しつづけた結果、理想が決まったのだと思う。
僕以外のうまく行っている人も同じで、
「はじめからここに住もうと決めていた」
「ここに住むために俺は金をためた」
というわけではなくて、
「なんども来ているうちに、ココに住むことを決めた」
「数年住んでみて、ココは最高な場所だと思うようになった」という人が大多数だ。
後は、どうやって、それを実現させればいいのか…それを考えるステップに進むだけだ。
その前に、逆によくある失敗例を紹介しておきたい。なぜなら、本当によくあり、よく勘違いしている人が多すぎるからだ。
「金さえあれば理想的なライフスタイルが手に入る」という【お金至上主義】は失敗する考え方
成功を求める人の中には会社を辞めて、これで成功できなかったら後はない、と「背水の陣」で一気に自分の理想を手に入れようとする人がいるが、それは大きなリスクだ。
なにが最大のリスクかというと、理想的なライフスタイルを手に入れたと思ったら「求めていた理想が自分の思っていた理想とは違った」ということがおきてしまうからだ。
特にあるのは
「お金さえ稼いだら理想の生活が手に入る。」
「お金さえあれば好きな所に住める。」
「お金さえあれば」
という金さえあればなんでも解決できると思ってしまている人たちだ。
現実を見れば、金は最低限必要だし、あるにこしたことはない。
しかし、金が原因でトラブルを引き起こし、人間関係を悪化させたり、妬まれたりして生活しづらくなるという側面があるからだ。
結果として、そういう人は居心地が悪くなり、「理想的な場所、理想的な生活」は一時的なものでしかなく、後に失うことになる。
お金だけで理想が手に入ると思っているのであれば、それはまさしく幻想にすぎない。
理想的なライフスタイルを手に入れるにはシンプルに「お金を追うのではなく、理想を追うことが重要」である。
お金はあとからついてくる。
理想は欲望に近いものがあり、惑わされることがよくある。だから本当に望んでいる理想を欲望と勘違いしたり、間違えたりしてしまう。
だからこそ常に小さな理想を試し、着実に大きな理想(ゴール)へ到達できるようにすることが重要なのだ。
最初の一歩がゴールに到達できるように「うまくいく考え方」を学び続ける
とても大切なのが「うまくいく考え方」を身につけること、そしてうまくいくまで学び続けることだと強く思う。
どうやったらうまくいくのかなんて、最初は誰もわからない。だからと言ってムヤミヤタラにやることは非効率的である。
最悪なのは間違った方法方(ゴールに辿り着くことのできない方法)を「正しい方法」だと信じ込み、長い時間とお金を費やしてエネルギー切れになってしまうことだ。
そんなことは絶対に避けたい。
だから、「どうやったらうまくいくか」を最初に身につけておく必要がある。
どうやって、そのスキルを身につけるかといえば、
- 実用書を読んだり
- セミナーに参加したり
- 実際にうまくいっている人から教わる
など、代表的なものは、この3つである。
この実用書やセミナーはいろいろあるし、「合う合わない」があるので、あなたにあったうまくいく方法を探す必要がある。
ただし、その中でも1つだけ重要なものをあげるとしたら、スタート地点である現在地と目標であるゴール(ここでいう理想的なライフスタイルを手に入れること)までの道のりが繋がっていて、遅かれ早かれ続けていけば目標にたどり着けるということである。
そのために必要なのがゴール(理想的なライフスタイル)からの逆算であり、ゴール(理想的なライフスタイル)をしっかりと定めることである。
たとえば以下のあみだくじがあるとする。下の宝箱がゴール。
A〜Fのどれがゴールに辿り着くだろうか?
正解をAから順番に試してみると、
正解のCにたどり着くまでに3回も確かめないといけない。
しかし、逆算をして宝箱からあみだくじを登っていくと、一発で答えがCであることがわかる。
しかし、このように逆算するにはゴールがどこにあるのか、まずはゴールをしっかり決めないとゴールからの逆算をすることはできない。
だからゴール(理想的なライフスタイル)がどんなものか、描けるようにならないといけない。
これが最低条件だ。
このような「うまくいく考え方」は本によく欠かれているし、セミナーでも知ることができる。
そして、1番勉強になる方法であり、1番効果的に「理想的なライフスタイル」を手に入れるには「既にあなたの理想的なライフスタイルを送っている人」に会って教えてもらうことだろう。
自分が理想的と思える人との関わりを持てるように近づく
僕が1番手っ取り早いと思うのは「あなたの理想的なライフスタイル」を得ている人に直接会って、どうやったらいいか、そのプロセスを1〜10まで聞くことだろう。
同じことをすればいいだけなので、余分なことをする手間がざっくりと省ける。
これは職人の世界の弟子制度はコレに当たるし、西洋ではメンターと言って、あなたが目標に近づけるように指導したり、アドバイスしてくれたりする人がいる。
そんな人にどうやって近づくかといえば、その人がお店をやっていたり、サーフビスを提供していればお金を払うことで「うまくいっている人がどういう風に考えて、どういう風に行動しているか」を見ることができる。
本よりもセミナーよりも、自分の理想とする人から学ぶのは何よりも効果が高いと僕自身の体験上言える。
そういう人は、あなたが理想とする環境に既に住んでいる。
だからまずは、自分が理想と思えるような環境に行ってみよう。
その環境は、大きい単位でいえば国であり街である。
小さい単位であれば会社やコミュニティーである。
自分の理想となるような場所にドンドン移動して、第一歩となる「理想のライフスタイルを思い描く」ところからスタートしよう。
そのためには、まずは、あなたが生活したいと思える環境に顔をだしてみることを強くおすすめしたい。
それから、もっとも根本的に大切なことを以下の記事で紹介しているので、もし興味があったら読んで欲しい。(今現状で「なかなかうまくいかないな」と主思っていれば特に…
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