僕が単純にスマートフォンを嫌いな理由は、気がつかないうちに大量の時間を消費させられているところだ。
DMM社の調査によれば、
- 71.3%の人が1日に2時間以上をスマホに費やすしている。
- 69.8%の人がスマホの中毒症状を自覚している。
- 60.4 %の人がスマホを枕元に置いて寝ている。
仕事でスマホを使わないといけない!と、言い訳をしたくもなるが、2時間スマホを使わないようにすれば、2時間の睡眠時間を確保できたり、2時間の自分の自由時間、大好きな趣味に充てる時間を確保することができる。
それこそ、毎日2時間を労働に当てたとすれば、時給1000円でも毎月60,000円の収入を増やせているかもしれない。
それにもかかわらず、無駄な時間をスマートフォンに消費されている。
もはやスマートフォンは、文字通り人間よりもスマートになってしまったのだ。
スマートというよりも、ズル賢い。
と言ったほうが適切かもしれない。
あなたがどれだけ忙しくしてようが、SNSから通知をよこしたり、有料級のプレゼントぶら下げてゲームアプリにログインさせようとして、あなたの時間を奪っていく。
時間だけではなく、意思力や集中力などの質の高い仕事をするためのリソースも奪っていく。
もっと言えば、スマホがないと不安になるくらい、あなたをメンヘラにしたりもする↓
だからと言って、生活をするのに欠かせない連絡手段や情報がスマホの中にはたくさん入っているので、「ないと生活できない」というが、多くの人が答える極論だろう。
だから、こそ厄介だ。
特に僕はスマホを3週間使えない状況を強いられた体験があるからこそ、スマホのない充実した暮らしも知ってしまった。
それからというもの、スマホが無い時の充実した生活を取り戻したくなってしまい、スマホを持ちながらも、できるだけスマホを身近にしないで生活する方法を考えた。
その結果がこちらだ。
スマートフォンのアプリを消せばいい!けれども…
↑こうなったらメッチャ楽になる。
けれども、「わかっているのに、辞められない♪」というのがスマートフォンの最も悪いところだ。
- 仕事しないといけないのにスマホをいじってしまう。
- 勉強しないといけないのにスマホをいじってしまう。
- 明日の朝早いから寝ないといけないのにスマホをいじってしまう。
- 知らない間に2時間スマホをいじってしまっていた。
ということが起きてしまうのは、スマートフォンが悪いのではなくスマートフォンの中に入っているアプリが悪いのだ。
しかし、そんな簡単には消せないのが心情というもの。
僕の実際の画面(Before/AFTER)
コレでだいぶスッキリした。
ちなみに、2ページ目とライブラリはこんな感じ。
2ページ目はガチャガチャしているように見えるが、ガチャガチャしすぎててクリックしたい欲求がなくなったので、これでもだいぶストレスがなくなった。
大事なのは、スマホを無駄にいじらないという目的だ。
それでも最初は、使いやすいようにホーム画面にはよくつかうアプリを置いときたいと思ってしまうだろう。
特にソーシャルゲームやSNSなど。
でも、次の事実をあなたは知っているだろうか?
極悪化するソーシャルゲームアプリの会社
1987年生まれの僕はドラクエやドラゴンボールの大ファンであり、これらのアプリがあると、すかさずダウンロードしていた。
しかし、最近になって気がついたことがある。
これらのゲームアプリには、いっこうに終わりが来ないのだ。
今までのプレステやwiiなどのRPG系のゲームはボスがいて、裏ボスがいてゲームを終わらせることができた。
なんなら、こんなゲームを作っている会社はすごい!と思わせてくれていた。
しかし、スマホのアプリゲームには終わりがこない。
それどころか、ドンドン新しいストーリーを(古いストーリーを復刻版と称し)展開し、続けるチープな作りで商業主義に陥ってしまっている。
しかもそれだけじゃない。もっと悪いことが起きている。
スマホアプリは四六時中ログインさせようとしてきている。
少し前のソーシャルゲームのアプリは1日1回ログインすると、ガチャを回すための「プレゼント」(有料級)が無料で貰えるくらいだった。
しかし、最近、この状況がエグくなってきていて僕は、「そこまでやるか?」と好きだったドラクエの会社に違和感を覚えるようになってきた。
というのも、その有料級のプレゼントが6時間毎にログインすると貰えるようになっていたからだ。
一見ユーザーには有料級のプレゼントを貰える回数が増えるので、嬉しいことのように思える。
しかし、実態はそうじゃない。
次のようなことが起きているからだ。
「長時間使えば使うほど課金してしまう」というユーザーの行動心理をハックしている。
人間は長時間かけて努力すればするほど執着心が強くなるし、長い期間手塩をかけて育ててきたものについては愛着が湧いてきて手放せなくなったりする。
これを心理学ではコンコルド効果や経済学ではサンクコスト効果(埋没費用効果)という。
今までかけてきた時間や努力を無駄にしたくない、という人間の行動心理が芽生えることをいう。
恋愛についても付き合う期間が長ければながいほど、分かれるのが辛くなる、今更別れたくない、という気持ちが芽生えるのと一緒だ。
ゲームでもInstagramでもTwitterでもYoutubeでもそうだが、費やしている時間が多ければ多いほど、いままで成長させてきたキャラを捨てるのが辛くなるし、「いいね」の数を無駄にするのがしんどくなる。
だからといって、スマホは仲の悪くなった恋人のようにあなたに危害を与えるわけじゃないから、ドンドン離れられなくなっていく。
そして、ドンドンあなたの私生活か時間を奪っていってしまう。
さらには、「課金すればもっと快適に使えますよ。」という案内にも納得してしまう。
スマートフォンに時間と思考力を奪われないための3つの対策
誘惑にカラれてしまうアプリをホーム画面から消す
誘惑を根本から抹消すればいい。アプリのデータを消すことができれば、もうログインする必要がなくなる。
が、それができたら、今まで、こんなに辞める苦労をしていない。
そこで僕がやったのが、ホーム画面からアプリを消すことだ。アプリのアイコンを見る回数が減るだけで、「ログインしないと損をする。」という強迫観念がなくなった。
かと言って、データも残っているので、ログインしたければ、アプリをライブラリから探してログインできるので、喪失感もない。
通知を全部OFFにする
スマホの通知は着信であってもLINEであってもOFFにするのが最高だ。
ゲームやアプリだけじゃなく、あなたの友達もあなたの注意力を引くのに必死な人がいる。
通知をみてしまうと気になってしまうが、通知が来なければ「気が付かない」ので、あなたは、あなたの時間を大切に使えるようになる。
時が解決してくるのを待つ
いままでいじることが日課となっていたソーシャルゲームやSNSをきっぱり辞めることはできない。
数日間は、ログインするようになってしまうだろう。
しかし、ホーム画面でアプリをみなくなるようになると、自然とログインする回数は減っていく。
次第に使わなくなり、気にもしなくなってくる。
これは、まるで昔は大切だった元カノ、元カレのような感じだ。
自分にもっと大切な人や時間、趣味ができれば自然と忘れていくものだ。
【まとめ】スマホのホーム画面を消せば、欲求が刺激されなくなるので『ストレスフリー』に近づける。
スマートフォンを持っていないほうが生活が充実するのだけど、スマートフォンがないと生活も仕事もできないというのが、デジタル社会の現代。
「便利」という部分をスマホはもたらせてくれているが、一方で「時間と意志力を奪う」という弊害ももたらしている。
自分の時間や意志力を奪われないためにもホーム画面には必要不可欠なものだけを、2ページ以降に不必要なものを残しておく(いらないものはすべて消す)と、スマホを持っていても自分でコントロールしやすくなる。
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