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3大欲求よりも強力な人間の一番強い本能は「呼吸」であり「酸素」である。

いままでの僕は、生き物の究極の使命は、「遺伝子を残すこと」だと思っていた。

 

だからこそ「性欲」、「性エネルギー」というのが人間をコントロールしていると思っていた。

男性は性欲がたまるとIQが下がってバカになり、どこでも性処理できればいいという状況になるし、

女性もまた生理の時には男性には到底理解できないくらい感情的、非合理的な行動、言動をとりがちになってしまう。

 

こういったよくある日常でのできごとからも、「性エネルギー」という本能がとても大きな欲求であることは、簡単に理解できるだろう。

哺乳類脳_感情_快適_不快

ただし、この考えは完全に誤っていた。

 

人間のもっとも強い欲求は酸素を吸うこと、すなわち呼吸をすることである。

 

普段、当たり前に吸いすぎている酸素だから、こそ気がつけないが、人間は酸素が吸えなくなると、一気に死という恐怖を感じるようになる。

なぜなら、人間が生き物として持ち備えてしまっているミトコンドリアDNAホメオスタシス(恒常性)などの生命自装置が反応してしまうからだ。

ミトコンドリアについては、以下の記事で説明している↓
https://lifestyle-shift.net/relax/mitochondria-breathing/

そして、この生命維持装置は酸素欲求をもち、性欲や食欲、睡眠欲のように満たされないと、本能が暴走して破滅的な行動をとってしまう。

例えば、こんなメカニズムだ。

人間が生きるために、ナニよりも緊急度と重要度が高いのは「酸素」であり呼吸

ご飯は食べなくても1週間くらい、生きていけるし、睡眠も3日間くらいとらなくても人間は生きていけるし、ましてやSEXをしないからといって、死ぬわけではない。

 

しかし、人間はたった15分、酸素を吸うことができなくなると死んでしまう。

 

具体的にいえば10分、呼吸ができず酸素が体内にまわらないと、まず脳が死ぬ。

 

そして、その5分後には死をとげることになる。

 

しかし、酸素が当たり前にありすぎて、普段、僕たちは酸素の重要性に気がつけずにいる。

閉所恐怖症の人なら狭いところに閉じ込められると、いきなり酸素が足りないような不安に襲われパニックをおこす。

 

酸素が薄くなるような高い山に登れば、高山病となり、具合が悪くなるし、最悪の場合は死に至る。

さらにプールや海で溺れた経験がある人は、「死」に値する恐怖を感じたに違いない。

酸素が足らなくなると、人間はパニックになったり、おしっこをちびるような恐怖を感じたり、実際に具合が悪くなっていく。

 

そして、現代人の多くが、生活習慣の変化や過剰なストレス社会の影響から、呼吸が浅くなり、酸素不足となっている。

 

生き物の進化から見る「酸素コソが最重要」である証拠

人間の祖先である細菌や真菌そして微生物だったころは、まだ皮膚呼吸だった。

しかし、進化を遂げるごとにエラ呼吸、肺呼吸へと変わっていった。

でもなぜなのだろうか?

皮膚呼吸

生き物が最初に酸素呼吸を必要としたのは「細菌」である。

そして、細菌(大腸菌、サルモネラ菌など)が真菌(カビ、カンジタなど)になると、ミトコンドリアDNAを含むことになり、酸素がないと生存できなくなる。

ミトコンドリアについては、以下の記事で説明している↓
https://lifestyle-shift.net/relax/mitochondria-breathing/

 

そして、このミトコンドリアDNAを引き継いでいる人間を含めた生き物は酸素がないと生きていくことができない。

 

酸素の摂取方法はというと、言葉通り、皮膚呼吸であり、細胞が直接酸素を吸収できるようにできている。

 

呼吸器官をもたないミミズやヒルは100%皮膚呼吸であるため、酸素さえあれば水中でも陸上でも生きることができる。

 

カエルが両生類であるのも30~50%もの酸素を皮膚呼吸で行っているからだ。

 

ちなみに人間の皮膚呼吸による酸素摂取は1%未満であるから、水中だと窒息死してしまう。

 

エラ呼吸

細菌、真菌類などの単細胞生物から多細胞生物に進化(巨大化)すると、呼吸器官もより多くの酸素を取り入れられるようにエラ呼吸に進化した。

 

そして、エラ呼吸を獲得すると同時、生き物の体には、酸素を運搬するための血管や心臓、そして、脳や内臓が出現して、より高次元な生き物となってくる。

 

ちなみに、人間の命とも言える心臓は心筋細胞というより多くのミトコンドリアDNAが集中しているから動き続けることができる。

 

単細胞生物に比べて、脳や内臓、目などの高次元な機能をもつことができたのも、エラ呼吸になり吸収できる酸素量が増えたからだ。

 

肺呼吸

魚類から両生類に、さらには爬虫類、鳥類、そして人間を含む哺乳類に進化する仮定で、より多くの酸素を吸収できる肺呼吸を手に入れる。

 

現在、生存する動物で一番大きいのは哺乳類のシロナガスクジラである。

 

シロナガスクジラは海の中に住んでいるが、肺呼吸であり母乳を飲んで育つので立派な哺乳類である。

↑ちなみにクジラの鼻は上についており、潮を吹く時というのがいわゆる呼吸をしている時だ。

 

それから、たくさんの酸素を吸収できることにより進化したのは脳であり、脳は体内の酸素消費量の25%をもしめている。

エラ呼吸のときは脳幹が大部分をしめていたが、肺呼吸を獲得すると、小脳と大脳が大きくなってきている。

さらに、人間を含む霊長類は特殊で、論理的な思考や想像を具現化することできる大脳皮質が非常に発達することにもつながっている。

 

ちなみに、脳への酸素供給が10分途絶えただけで、脳細胞は死んでしまう。

脳が体内酸素の25%を消費することや酸素不足に対して非常に敏感な事実を考えれば、高度な思考や計算をするためには、いかに呼吸で酸素をしっかり体内に取り込めるかが重要であることがわかる。

 

これらの呼吸の進化仮定を調べてみると、ミトコンドリアDNAを獲得していこう特に、酸素の吸収率がよくなるように進化してきている。

 

どんなものを食べるかよりも圧倒的に重要なのは酸素なのだ。

 

しかし、現代人はデスクワークやパソコン、スマホの出現により、骨格から呼吸が浅くなり、少ない酸素量で生活するようになってしまっている。

 

人間は「酸素不足」になるとネガティブな感情を引き起こす。

人間は酸素不足になると「死」という恐怖に近づいてしまうため、回避するためにもネガティブな感情に襲われるようにできている。

 

たとえば、

  • 夜寝ている時に鼻詰まりをお越してパニックになるのは、酸素が吸えないからであり、
  • 海やプールで溺れて怖い思いをするのは呼吸できないことへの恐怖であり、
  • 閉所恐怖症のヒトがダンボールに閉じ込められて感じる恐怖は、「酸素が薄くなって呼吸ができなくなる」という恐怖であり、
  • 食べ物が喉に詰まって死にそうな思いもするのは、「呼吸ができない」という現状からくるものだ。

そして、パニックを起こしてしまう。もちろん、最悪死んでしまう。

 

これらのケースをよく考えてみるとわかるのが、しっかり通常通りに呼吸できていれば、まったく怖くないはずだ。

 

上記でも説明したが、酸素こそが生命維持にもっとも大切なようそであるため、酸素を吸えないことをイメージしただけで、人間はほ恐怖に襲われることになる。

 

そして、現代人は酸素不足な生活習慣であるため、脳がそれを完治しているからか、まるで脳を使えなくなってしまっている人、それから自分の感情や行動をコントロールすることが難しくなってしまっている人をよく垣間見ることになる。

 

「酸素不足、呼吸ができていない人」に起きている人の症状

これは、個人的に、まわりの人を観察してみて「異常だなこの人」と感じる人の特徴であり、医学的な見解は一切ない。

 

ただし、精神病患者に対して「適切な呼吸をすること」が医学的な療法として取り入れられるのは確かである。

 

そして、こんな人達をみていると呼吸がしっかりできておらず、酸素不足に苦しんでいるんだろうな〜と、つい思ってしまう。

  • しゃべるのが速く、言葉に不快感にじみ出ている。
  • 生活がだらしなくなっており、自分のことしか考えられていない。
  • 学生でもないのに昼飯を大盛りにしている人。
  • 猫背になっており、否定的なことばかり言っている。
  • 去勢は強いのだが、行動力が伴っていない。
  • 浪費が激しく、考えが飛躍しすぎている。
  • アルコールばかり飲んでいる。
  • タバコばかり吸っている。
  • 過食である。

 

これらを簡単にまとめて一言でいうなら、

「自分をコントロールできずになっており、思考が自己中心性となり、破滅的な行動を取ってしまっている人」

だ。

 

こんな異常な行動をとってしまうのは、生命維持機能である「ホメオスタシス(恒常性)」が働くからで、わかりやすく異常になるのは、「普通じゃないと認知して、普通に戻す」ためにも重要なシグナルといえる。

 

自分が普通じゃないと思った時には、まずは生き物として一番強い欲求である、酸素を吸収すること、すなわち、呼吸をしっかりすることにフォーカスするだけで、解決できる状況というのは多くある。

 

【まとめ】呼吸をしっかりして酸素欲求をしっかり満たせると、、、その他の欲求が暴走しにくくなる

僕たちは生き物といてミトコンドリアDNAを持った時から、酸素がないと生きていけない体になっている。

呼吸から見るミトコンドリアDNAの3つの働き「酸素の吸収よりも重要なのは、二酸化炭素の排出?」
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そして、酸素不足になると「ホメオスタシス」というセンサーが反応して、感情や体調に不快感を発信する。

 

なので、感情や体調が悪いと思った時は、人間が1番依存している酸素が、欠乏状態にあるからかもしれない。

 

実際に僕が「呼吸最適化プログラム」の中で呼吸エクササイズを多くの人に実践したところ、たった2~3週間の間に、

 

  • アルコール中毒者だったけど、飲まなくても平気になってきた。
  • 気がついたら昼間の間食がなくなっていた。
  • 気がついたら花粉症の薬がいらなくなっていた。
  • 熟睡できるようになったからか、朝の目覚めがよくなった。
  • 心が穏やかな時間帯が増えた。
  • 体重が減ってきた。
  • 体型が変わってきた。
  • 体の疲れやコリがなくなってきた。

 

という感想を多くもらえている。

気になる方は、以下のリンクから無料のプログラムに参加できるのでクリックして参加してみてほしい↓

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