だいぶ昔の話だけど、
「いい我慢して背筋を伸ばしなさい!」
と叱られてからは、
「いい姿勢には忍耐がいる。」
と勘違いしていた、本当にバカだったと思う。
実際のところは、
『いい姿勢は、バランスがいいから疲れない。そして、バランスがいいからキレイに見える。』
だから、『いい姿勢』なのだ。
無理していい姿勢を取ろうとすると、他の体に負担がかかるので、腰痛や肩こり、そして頭痛にまでもつながってる。
僕の場合は、いい姿勢を取れるようになってからは慢性的な首コリや肩コリ、そして腰痛も解消された。
そして、いい姿勢は、体に負担がかからないので、長時間同じ姿勢でも辛くならない。
逆を言えば、いままでの僕は悪い姿勢だったから、慢性的な肩コチや首コリ、腰痛に悩まされ、さらには精神的にも痛みと格闘しているからか、イライラしたり、ネガティブな感情になることがあったとも言える。
では、ぼくの場合、どうやったか、について紹介していきたい。
「単に呼吸をするだけ」なので、とても簡単な方法だった。
そのまえに、悪い姿勢がもたらす影響について調べたら、とても納得がいったので、そこから説明していきたい。
「姿勢」が悪いから、『病気』になるのか?「病気」になるから『姿勢』が悪くなるのか?
病気だけど、背筋が真っすぐ伸びて体がピンピンして、精神的にも強い人ってあまりみない。
あなたが病気になった時を思い出してイメージしてみるとわかると思うが、病人は姿勢がうなだれて、前かがみになりがちだ。
この時は病気なので、もちろん気分も悪く、感情もネガティブになりがちで、明るい未来のことを考えられる余裕もない。
2,3日で治るような病気ならそれでもいいかもしれないが、精神病にかかって、半年とか1年を無駄にしている人を多くみると、精神病にだけはならないように気をつけようと思ったりもする。
それと、僕の経験談からも、逆説的にだが、とくに精神病の人は病気だから姿勢が悪くなるのではなくて、姿勢が悪いから病気になるのではないか?というように思うようになった。
そして、調べてみたら面白いことがわかった。
確かに、姿勢が崩れると体調も気分も悪くなるよね…
僕自身、パソコン仕事をしているので、姿勢が極度の猫背になていた。

そして、姿勢を改善してみて、姿勢と体調はとても関連していると実感している。
それは、病気の時、人間はお腹をかかえるように前かがみになることからもわかる。
人間は調子が悪くなると姿勢が崩れるし、逆に姿勢が悪くなると調子も悪くなってくる。
たとえば、こんなことがわかっている。
猫背になると、落ち込みやすくなる。
順天堂大学医学部の小林弘幸教授によれば、
猫背になると、背骨が圧迫されて自律神経が乱れるようになるので、血行が悪くなり、内臓にも悪い影響を与えるようになる。体調が悪いため、ちょっとのことでも落ち込みやすくなる。
ということが言われている。
うつむき姿勢になると、脳の働きも悪くなる。
人間の体がうつむき姿勢になり、視線がしたにいくとる脳の働き(デフォルトネットワーク)が過去の失敗や、後悔や将来の不安などに焦点をあてるようになる。
「もし、あのとき、こうしていれば、、、」
「○○のせいで、今、私はこんな苦労を強いられている。」
「自分はこのままで大丈夫なのだろうか…」
など、変えることのできない過去ばかり執着してしまったり、未来に対しての不安や心配に思考が支配されてネガティブになりがちになってしまう。
猫背は脳の酸素不足に驚異となる。
また猫背になると、肺の可動域が狭くなり、呼吸も浅くなってしまう。
呼吸が浅くなると、体中に酸素を送り届けることが難しくなり、特に1番、酸素を必要とする脳に大きなダメージがいくことになる。
逆に姿勢がよくなると、ワーキングメモリーという脳が学習した内容を記録する働きが活性化することもわかっている。
脊椎/背骨が歪むと、肩コリ、首コリ、腰痛になる。
人間の体はキレイなS時の背骨で支えられている。
そして、バランスが崩れると、腰痛や肩コリ、首コリなどになって症状がでてくる。
僕の場合は、1日中パソコン仕事をしているので、肩コリや首コリは仕方がないと思っていた。
ただ、呼吸エクササイズを30分くらいやって、姿勢を直したらその翌日から解消されていた。
背骨は5kg以上ある頭を支えているわけだから、背骨が歪めば首や腰に大きな負担がかかるのは、当たり前だ。
なぜ、呼吸で簡単に良い姿勢が取れるようになるのか?
「『正しい姿勢』って、チカラを入れないといけないし、疲れる。」という思い込みがあったが、それが違った。
無駄なチカラを使って姿勢を維持しなくていいから
風船や浮き輪が、パンパンに膨らむと自立できるが空気が入っていないとヘタれてしまうように、肺にしっかり空気が入ると、力を入れなくても背骨を伸ばすことができる。
しっかりと肺の膨らみを利用できるようなると、それだけで背骨がまっすぐ伸びてくる。
感覚としては、正しい呼吸を繰り返すことで、肺が膨らみ、背骨の骨がピキピキいって、背筋が伸びているようになる。
息を吸うたびに背筋が伸びるのだ。
下腹部のインナーマッスルに自然と力が入るから。
正しい呼吸ができるようになると、しっかり吐こうとすると、下腹部のインナーマッスルにも力が入り、定期的に腰が真っ直ぐに伸びるようになる。
こうなると、息を吐くたびに、腰が真っ直ぐになる。
このように呼吸をすることで、まさに息をすることだけで、姿勢を良くすることができるのだ。
現代人の姿勢は崩れすている
有名なのは、スマホを使う時に前かがみになっているから、首が真っ直ぐに伸びてしまう「ストレートネック」(スマホ首)や、
骨盤の前傾、後傾だ。
上半身を支える土台となる骨盤の前傾、後傾が崩れているとそれだけで上半身のバランスは崩れて不調が出てしまう。
なので、これらも呼吸エクササイズで解消していく。
どんな呼吸法をすればいいのか?
姿勢をよくする呼吸法は簡単だ。
立った状態で、思いっきり、鼻から息を吸い(肩を下げた状態を維持、)、そのあとに口から思いっきり吐いて、下腹部のインナーマッスルに力が入るまで吐ききるだけだ。
文面だけでわからないという人は、以下の「呼吸最適化プログラム」の後半で動画で伝えているので、参加してみてもらいたい。(まだ参加できません。)
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