僕がまだ成果を出せずにいた時の体験談をシェア。
成果が出せずに困っている人に
「成果を出すために1番必要なことはなんだと思いますか?」
と質問すると、多く場合、
「自分のスキルを上げる為に勉強することです。」
「人間関係を広げて協力してくれる人を増やすことです。」
「責任をもって最後まで成し遂げることです。」
といろいとでてくる。
そうかもしれないが、結果的にはこの答えは間違っている。
なぜなら合っていたら、すでに成果は出てるはずだからだ。
そして、ちょっと俯瞰して現実を見れば、スキルの高い職人ならば誰でもうまく行っているとも限らず、豊富な人間関係(コネ)を持っているからうまく行っているとも限らない、ことに気がつく。
最後までやりぬいたところで、成果が出ない場合なんてざらにある。
やっぱり間違えているのだ。
では、なぜ、自分で納得のいく欲しい成果がでないかというと、それは一言でいうと優先順位を間違えているからだ。
- 新しい仕事で覚えなければならない知識があろうが、
- 重要な仕事だからミスのないように後でゆっくりやりたかろうが、
- 人脈を作って、お願いできる人を増やそうが、
- 結局全部終わらせないといけないし、忙しすぎて優先順位なんて言ってられなかろうが、
取り組む優先順位を間違えていれば成果は遠のく。
そして、成果を出している人ほど優先順位が高い順に行っている。
やることはわかっているのに、「行動に移せない!」と感じている人は、まさに次のような症状に襲われているはずなので以下の記事が参考になるだろう。
「優先順位を間違わなければ、間違いなく成果は出る」
今だから独立し、コロナ禍の今でも多くの海外系フリーランサーが日本に帰国するなか、僕は未だに海外でサーフィンをし続けることができている。
その1つが優先順位(僕の場合、サーフィンをしながら生活できるようにする)を1番のルールを守っているからだ。
しかし、そんな僕も自分で収入が得られるようになるまでの3年間は、モガキにモガキ安定した成果を出せず不安を抱える毎日を送っていた。
今振り返れば、僕は多くの間違ったこと(無駄な遠回り、しなくていい失敗)をしてきた。
自分では成果を出すために重要なこと、をやっていたつもりだが、実際にはできていなかったのだ。
例えば、
- 英語ペラペラになるために海外留学したが、ほとんど喋れるようになれなかったり、(英語ペラペラはコミュニケーション能力があることが前提。当時の僕は人嫌いで日本語であっても他人と話すことをしてなかった)
- ブログ初心者なのにもかかわらず、中級者以上向けの高額スクールに通って一発逆転を狙ったが内容を全く理解できずに終了したり、(基本ができていないのに応用をやろうとして成果そうという典型的な例にはまった)
- 一発せいこうさせれば、人生安泰だと思い込んで現状維持をしようとしたり(一発成功なんて誰にでもできる。持続し拡張していかないと競合や大手企業が参入してきて潰される)
と色々な失敗を優先順位を間違えたゆえにしてきた。
そして、成果がでない人は、明らかにまず先にやることができていない。
ようは優先順位を間違っているのだ。
↑どっちの道が頂上に繋がっているのかも調べずに登れば、50%の確率でしか頂上につけない。まずはどの道が正しいかを調べないといけない。
よく優先順位を間違えている人は探せば、どこにでもいる
- 英語を話せるようになりたいのに、英会話教室ではなく飲み会に行ってしまっている。
- 高い給料が欲しいのにスキルアップや交渉をせずに、会社の文句ばかりを言う。
- 妻とののSEXレスを解消したいのに、キャバクラや飲みに行ってしまう。
- ブログでアクセスを集めたいのに、アクセスを増やす方法を調べず、自己流でブログを書いている
などなど、このような人は優先順位を間違えているがゆえに欲しい成果を得られていない。
優先順位さえ守れれば、成果に近づいていくので遅かれ早かれあなたは成果を手に入れることができる。
でも、「そんなこといっても、そんなに意思が強くない…」と思ったら、そんな意思の弱さをしっかり認められているあなたには、この続きをぜひ知ってもらいたい。
- 死にものぐるいでダイエットしているのに、暴飲暴食したくなる自分に嫌気がさす…
- 毎日深夜まで残業して、これ以上できないほど仕事を頑張っているのに、ぜんぜん成績がよくならない…
- 人生を誓った大切なパートナーと本当は仲良くしたいのに、いざとなるとハラワタが煮えくり返るほどイライラしてしまうのか
- 勉強に集中して念願の志望校にうかりたいのに、なぜスマホをいじって時間を無駄にしてしまうのか…
その問題も人間がおちいる行動心理を理解すれば解消することができる。
まずは成果を出すために重要な「優先順位を決める方法から紹介したい。
昔の僕のように優先順位を勘違いしていれば、どれだけ行動しても成果は出せないからだ。
「勘違すると成果は出ない」優先順位を決める2つの軸
頭が良かったり、勘が優れていたり、または経験から優先順位がわかるという人はいいと思うが、僕たち一般人にとっては、優先順位を決めることがそもそも難しい。
そこでビジネス書やセミナーでもよく紹介され、実際にやってみて効果があった優先順位を決める方法2つを紹介したい。
僕はこれに沿った結果、仕事時間を1/3まで減らすことができたた。
パレートの法則(80:20の法則)に従う
僕が成果を出せるようになった理由は、まさにこのパレートの法則に従って優先順位が高いことの2割に絞ったからだ。
逆を言えば8割の仕事を断舎離した。
その結果、成果を出す重要な時間だけに集中してとりくむことができるようになったので、成果が出るようになっただけではなく、時間的な余裕も大きく増えていった。
よくパレートの法則を紹介される時に使われる例が
- 仕事の成果の80%は費やした時間全体の20%から発生する
- 利益の80%は顧客全体の20%から発生する
- 会社の8割の利益はTOP2割の社員によって発生する
- コンビニの売上の8割は2割の人気商品によって発生する
これがパレートの法則が別名80:20の法則と言われる由縁でもある。
そして、また逆も言える。
- 費やした時間の80%は20%しか仕事の成果を生んでいない
- 顧客の80%は利益全体の20%にしかならない
- 社員の8割は会社全体の2割の利益しか生み出さない
- コンビニの80%の商品は20%の売上にしかならない
である。
つまり、100時間使って10万円の利益を生んだとしていたら、実は80時間を費やしている部分は2万円の利益しか生んでいないのに20時間しか費やしていない部分が8万円者利益を生んでいるのだ。
時給にすると、
20000円÷80時間 = 時給1000円
80000円÷20時間 = 時給4000円
ということになる。
もし、あなたが給料を上げたい思っているのに時給が1000円の仕事をしているとしたら、時給4000円の仕事に変えるだけで給料は4倍になる。
成果が上がらない人は、このように効率の悪い仕事や内容ばかりに取り組んでいるので成果が出ないのだから、それは当然の結果といえる。
時間管理のマトリックスに従う。
↑この表は「時間管理のマトリックス」とう呼ばれる有名なマトリックスである。
あなたは上のグラフを見て、ABCDのどれから順番に仕事をこなすと成果が出ると思うだろうか?横軸が緊急度で、縦軸が重要度をしめしている。
- ABCD
- ACBD
- CABD
- DACB
いろいろな順番が考えられる。
↑よくある成果の出ない優先順位を選んでしまうミスが、このように、緊急度を重要度よりも優先してしまう場合だ。
成果をもたらすものは、緊急度では決まらず重要度で決まる。
↑だから緊急度にしばられて仕事をしていると成果につながらない仕事もしてしまうので、成果が出にくくなる。
つまり正解をいうとA→B→C→Dの順番でやれば成果は出る。
↑むしろ、このように重要度の低いC、D仕事はやらなくてもいいのである。
とにかくA、Bの重要なタスクが終わっていないにもかかわらず、C、Dをやっている時間なんてない。
また、「重要度が高い内容をしているのに、全く成果がでない!」という人は、そもそもとして、「重要が高い」と認識している内容が実際は「重要度が低い」ことであるかもしれない。
要は「なにが重要か?」という認識を間違えているので、まずは「本当に重要なのかどうか」見直す必要がある。
ただ1度重要と認識してしまったことを重要ではないと自分で決めるのはとっても難しい。
なぜならば主観はそんな簡単に捨てられないからだ。
この認識、主観を変えるに有効な方法を以下の記事で紹介している。
優先順位からこなしていく最大のメリット「1番合理的で賢い判断ができるから」
優先順位に1番はじめに取り組むべき理由は、起きた直後が1番意思力がある状態であり、一番合理的で賢い判断、決定をすることができるから。
まず意思力というのは、人間が考えたり頭を使ったりする時に消費するエネルギーであり、心理学では意思力を筋肉によく例えて説明される。
意思力の性質を簡単に説明すると
もちろん、それだけではなく1番重要な問題さえ解決されてしまえば、2番目に成果が出やすい「緊急ではないけど、将来的に大きな成果を出すタスク」に取り組むことができる。
優先順位のところで説明した「重要かつ緊急なタスク」、「重要だけど、緊急ではないタスク」のみをこなしていけば、自然と成果がでる。
なぜなら成果のでるタスクのみに集中しているからだ。
【最大の落とし穴】でも僕たちの意思力はそこまで強くないし、そんな効率的にはできていない。
「重要なタスクをそんな簡単にこなせたら、今頃こんなに苦労はしていない。そもそも重要なタスクは取り組むことすら大変なんだから。」
そう思った人も多いだろう。
ものすごくわかる。
- 大切な入試の開始15分前
- 大切な試合が始まる3分前
- 就活の最終面接で刻々と自分の番が回ってくるのを待つ時
心のなかでは「自分ならできる」と思っていながらも「もし、失敗したら…」「できるなら、このまま時間がとまってくれればいいのに」という心理状態が発生する。
試験や試合のように強制的に始まるものならいいけれど、自分でスタートを切らないと始まらないものについては、なかなか始めることができない。
そう僕たち人間は、重要と認識していしまうと、尻込みしてしまい、急に腰が重くなる生き物なのだ。
ちなみに、どれくらいの人が尻込みしてしまうのかと、先延ばし研究の第一人者であるピアーズ・スティール教授によると4000人を調査した結果、89%が深刻な先送り癖を抱えていることを報告している。
そして意志力の話に戻すと重要な仕事ほど、判断回数が増えるので意思力を使う。
さらに失敗できないという緊張も加わってくる。
これが重要なタスクを多くの人が1番最初にこなすことができない現象である。
ちなみに、この現象を心理学では「闘争・逃走か反応」(Fight or Flight)と呼ばれている。
このように人間は大きなストレスがかかると戦うか、逃げるかの選択を本能的にする習慣があるのだ。
そして、対処できないと思うほどのストレスの時には「逃走」、つまり「やらない」を選択するようになっている。
このように、僕たちは重要と認識すればするほど、「失敗できない」、「失敗したくない」という心理的なストレスが大きくなるため、成果をもたらす重要なタスクに取り組めなくなるのだ。
ではどうしたら、この「逃走(できない)」から「闘争(できる、やる)」に切り替えて上げればいいのだろうか?
次の4つの手段を状況によって使い分けることで、僕の場合は重要なタスクの先送り(逃走)を避けることができている。
成果をもたらすのに取り組めない!重要なタスクにスムーズに取り組む4つの手段
それぞれ状況によって使い分けられるので、あなたの状況にあった方法を使い分けて欲しい。
【初めてのプロジェクト】問題を分解して、簡単と思えるまで細分化する
初めてやる仕事というのはどんな小さなことであっても取り掛かるのに腰が重くなってしまう。
なぜなら「何をやっていいかわからないから」である。
一度やってみれば、ものすごく簡単であることに気がつくのにもかかわらず、失敗したくないということから一歩目が踏み出せなくなってしまう。
例えば「初めて仕事を他のパートナーに任せる」という内容だとすると、
【ゴール】他のパートナーに任せる
- パートナーを見つける方法を探す
- 求人広告
- ネットで検索する
- 詳しそうな人に聞く
- クラウドソーシング
- ネットで「クラウドソーシング 使い方」で検索してみる
- とりあえず、登録してみる
- 3人くらいにアプローチしてみる
- 詳しそうな知り合いに、とりあえず聞く
- 話を聞くためにランチに誘ってみる
- 知りたい内容をまとめておく
- 求人広告
- パートナーを選ぶ
- パートナーの条件は?
- 報酬はいくら?
- 期間はどのくらい?
- テスト期間を設ける?
- 任せたい仕事の洗い出し
- そもそもこれをやらないと、どんなパートナーがいいのかわからないことに気がつく
- どれくらいのスキルがあればできるだろうか?
- 報酬はどのくらいなら採算があうか?
- どれくらいの期間でできる仕事内容か?
という風に、やることを細かく書いていくと、一番最初にやるべき内容がかって見えてくる。
初めての仕事は、はじめの一歩がわからない、だから難しく感じて行動に移せない。
でもこのように細分化していくと、やることがリスト化できる上に、やる順番も見えてくるので重要であっても簡単にとりくめるようになる。
【ミスが多くなった時】意思力を回復させ優れた思考と自身を取り戻す
人間の意思力は疲れている時にはうまく働かない。
わかり易い例は、
- インフルエンザでだるいときは、姿勢を保つことを意識することすら辛い。
- 寝不足のときは、まわりの人の顔を見ている余裕もない。
- 頭痛がひどくて座っているのがやっと。
の場合だ。
体調が悪いと姿勢をよくしたり、歩いたりすることすらままあんらない。
そこまで意思がまわらなくなるからだ。
そして、それはどうように少し体調が悪ければ意思力は弱くなり、賢明な判断ができなくなってしまう。
また意思力を筋肉と例えを使うなら、体調が悪い中で意志決定をすることは、体調が悪い中で激しい運動をするようなものである。
寝不足の状態で重要なタスクに取り組もことは、寝不足の状態でで重要なサッカーの試合に出るようなものだ。
1日の終りのクタクタな状態で重要なタスクに取り組むことは、歩けないほど体がつかれた状態でマラソン大会に参加するようなものである。
体調や健康は意思力を発揮させるのにとても重要な要素である。
特に睡眠と栄養をしっかり取ることで意思力は回復することが証明されている。
【感情が邪魔をする時】瞑想して心をフラットにする
重要なタスクとは全く関係ない感情が邪魔をして仕事に集中できないということがある。
例えば、
- 仕事中に全く関係ない家族の問題が頭をよぎる
- 勉強中に全く関係ない彼女や彼氏の問題が頭をよぎる
- ケガに意識がいってしまいトレーニングできない
- 集中したいのに周りが騒がしくてイライラしてしてしまう
- 取引相手の会社が倒産し、毎月の資金繰りができなくなり、寝ることもままならなくなってしまう。
などなど。
このように、集中したいのに、今は全く関係ないことに感情が引っ張られてしまい、集中できない、意思力を働かせられないということはよくある。
イライラしたり、不安にかられてしまい、気が気でなくなってしまいそうな時に重要な決断を間違えることなくするのは本当にハードルが高くなってしまう。
だから余計にミスが増え、負のスパイラルに陥りやすくなる。
まさに僕はそんな状況だった。
これを解決してくれたのが、たった1分目をとじて、呼吸を落ち着かせるだけ(瞑想)だった。
やり方と僕の体験・感想については以下の記事で紹介するので、瞑想が効果ないと思っているなら、ゼヒ読んで欲しい。
睡眠薬よりも、栄養ドリンクよりもコーヒーよりも欲しい効果をあなたにもたらしてくれるだろう。
しかもお金をかけず1分で。
【感想】瞑想やったら人生こんなに変わる精神的に安定し幸せに感じる時間が増えて作業効率もUP>
【やり方】瞑想初心者だった僕が1回で効果を体感したコツ&毎日10分の習慣にできた方法>
【未来への投資】意思力を鍛える
意思力は筋肉のようなものであると紹介したが、それは筋肉のように意思力も鍛えられるからだ。
そして、その意思力の鍛え方はとても筋肉に似ている。
つまり
- きっちりと栄養と睡眠をとって意思力を使うベストコンディションを作る
- 意思力を使って行動する(思考する、記録を取る、実行する)など
- 意思力を使ったら、きっちりと回復してあげる
これができてくると最初は意思を必要とするので「やらないと。やらなきゃ。」となるが、できてくると「やらないと気持ち悪い。」と思ったり、無意識でも行動に移せるようになったりしてくる。
僕の場合は、モーニングルーティンで瞑想をやりだしてから、意思力がガンと上がり重要なタスクに進んで取り組んだり、誰かの感情に振り回されずに仕事に取り組むことができるようになった。
意思力を強化し、仕事時間を1/3に減らせたモーニングルーティン>
【まとめ】成果の出る順位から取り組む、しかし重要度が高いと腰が重くなるので、そのボトルネックを解消してあげる
成果を出すには、成果にもっとも効果的に近づける優先順位の高いタスクや仕事、トレーニングをやる必要がある。
しかし、効果が大きいというものは、思考力や体力、そして意思力というエネルギーの消耗が激しいので、どうしても避けがちになってしまう。
誰もが苦しいことや痛いこと、そして解決できない問題に立ち向かうのは嫌気がさす。
そうすると、成果から遠のいたり、成果まで近づけず挫折することになってしまう。
そしてこれは誰でも乗り越えられる課題でもある。
多くの人は努力、努力さらなる努力が必要と思っていたり、できる人は特別な才能がある人、特別頭がいい人と思いがちだが、そんなことはない。
ここで紹介した4つの方法がいろいろな書物やセミナーに参加して、実際に効果が得られた方法だ。
まずは、1日1分からできる瞑想から試してみて欲しい。
↓大きな成果を出すためにできるとても簡単な一歩目だから。
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