※この記事は、読むと世界観が変わってしまいますので注意してください。場合によっては気分が悪くなるかもしれません。
「子供の頃に思い描いていた未来とぜんぜん違う…」
「こんなはずじゃなかったのにな…」
「もっとなにか、スゴイことができると思っていた…」
もし、あなたがそんなことを思っているとしたら、脳がもたらすある「トリック」に騙されていることが根本的な問題かもしれない。
そう、自分の脳に騙されているのだ。
なぜなら、私たちの脳は「ナイものをアルように知覚してしまう」(またはアルものがナイようにみえてしまう)ようにできているからである。
例えば、この静止画をみて欲しい。
どのように見えるだろうか?
静止画なのにも関わらず、一瞬、動画と勘違いした人もいるのではないだろうか?
画像である証拠にダウンロードして確かめて欲しい。画像を表すJPGファイルであることがわかる。
これは視覚による錯覚であり、実際には「動いてナイものが動いてイルよう」にみえるという認知の歪みだ。
他にもこのような認知のゆがみを体験できる画像がある。
視点を動かすごとに点が見えたり、消えたりする現象がおきなかっただろうか?
日本には「百聞は一見にしかず」という言葉があるが、これも正確ではない。
なぜなら人間の目には盲点という目では認識できない部分があるるからだ。
そして、その盲点のやっかいなところは、脳が盲点の背景を勝手に想像させてしまうことだ。(上の画像では点が消えたが、後ろの背景の線は消えていない。)
このような錯覚や盲点によって脳はアルものとナイものを勘違いをしてしまうというのが事実なのだ。
そして、この錯覚は視覚だけでおきる現象ではない。
視覚、嗅覚、味覚、触覚、聴覚の5感すべてで起こる。
そして、それらの感覚器官をミックスして錯覚させるようにできているのが現代の社会である。
一番わかりやすい例は食べ物(添加物でできた)である。
そのなかでも有名なのは「かき氷はすべて同じ味」という事実だ。
まだ信じられない人もいると思うが、イチゴ味やレモン味、ブルーハワイ味など絶対に違う味だと認識してしまうような味が、実はすべて同じ味なのだ。
じゃあ、なんで違う味がするように感じるのか?このトリックの正体はというと
- 色で味を錯覚させる
- 匂いで味を錯覚させる
- 名前で味を錯覚させる
というなんとも3つもの錯覚が組み合わせられているのである。
そもそもだが、人気のイチゴ味のかき氷でさえも本物のイチゴと食べ比べてみれば「まったくイチゴの味がしない」とすぐに分かる。
イチゴ味と書いてありながらも明らかに苺の味ではないのに僕たちは「イチゴ味」と認識してしまうのだ。
そして、多くの人がひっかかる失敗は、お金にまつわる錯覚で「貨幣錯覚」と呼ばれるものだ。
この貨幣錯覚に騙されてしまっていることが原因で、あなたは大金を支払い、または借金をしてさらに損をしているかもしれない。
特に貨幣錯覚が使われているのが大金のかかる
- 大学や専門学校の高額な授業料
- 塾や家庭教師の授業料
- 高額なプライベートダイエットジム
- 高額な婚活相談所
- あなたのコンプレックスを刺激する高額商材(豊胸、メンズサプリ、)
などなど、あなたが「けっこうな金額するだな…」と思われる多くのサービスや商品だ。
特に大学という教育サービスを受けるには4年間の授業と生活費で1000万ほどかかる。
1000万円という金額を無駄にして人生うまくいくのなんて、大金持ちくらいだろう。
こうした高額なサービスや商品は「高いんだから価値があるのは当たり前」だと思ってしまっていたら、もうすでに貨幣錯覚にだまされている。
なぜか?については、この続きを読んでもらえばわかる。
それでは、あなたの今までの認識がひっくりかえるような情報を公開していく。
混乱してしまうかもしれないので注意してほしい。
マリファナとアルコール、危ないのはどっち?
いきなりだが、あなたの認識ではマリファナとアルコールではどちらが危ないだろうか?
日本人であれば日本ではマリファナが違法なので「マリファナが危ない」と答えるだろう。
では次のドラッグレベルを知ったら、この事実は変わるだろうか?
次のグラフは世界で読まれている経済誌「THE ECONOMIST」によるドラッグの危険度(摂取者と関係者に対する危険度)がランキングによって発表されたものだ。
引用元(画像の一部は編集):Daily chart – What is the most dangerous drug? | Graphic detail | The Economist
(緑色の部分が摂取者への危険性、赤色の部分が他人への危険性)
世界中の多くの国で合法とされているアルコールだが、違法とされるマリファナや覚醒剤よりも圧倒的に被害が大きいことがわかる。
合法とされているタバコでさえも違法とされるマリファナよりも危険性が高いことが示されている。
さらに赤い棒グラフである他人に与える被害は、摂取者自身の被害に比べて数値の約3倍となっており、アルコールこそ、他者に危害を与える確率が跳ね上がる危険なドラッグなのだ。
よく考えればニュースで聞くDV(ドメスティバイオレンス)や 交通事故による死亡事故はアルコールによるものが多いと思わないだろうか?
調べてみると厚生労働省はDV犯行時の飲酒率は67.2%であり、飲酒運転による死亡事故は、シラフの時に比べて約9.4倍も高いことが全日本交通安全協会によって報告されている。
そもそもあビールや日本酒、ワインに含まれているアルコールがドラッグであることはあまり日本では認識されていない。
だから、あなたは「アルコールはいい、ドラッグはダメ」という認識をしてしまっているかもしれない。
しかし、統計からみても明らかにアルコールこそ違法とするべきではないだろうか?
マリファナが安全であるとは言えないが、これをみてアルコールが違法にならないことのほうがオカシイと思える事実だ。
このように世界は自分で認知している領域だけであって、事実とはずれていることがわかる。
神様はいる?
「あなたは神様はいると思う?」
または
「あなたは神を信じるか?」
などという質問をされたことはないだろうか?
僕は海外を旅行していると(特にキリスト色の濃い地域に行くと)、どこかで必ずというほど聞かれる。
あなたも神様はいるか、いないか論争を小さい時にしたことがあるかもしれない。
そして結論はいつも出ないままだったのではないだろうか?
しかし、結論はすでに出ている。
「神様はいると思っている人には神様がいるし、神様はいないと思っている人には神様はいないのだ」
これが結論だ。
こんなことを言うと神様はいない派の人から、「神様がいるんなら、神様を見せてみろよ!写真でもなんでも、どんな姿をしているのか、私にも見せろ!」という人が出てくる。
ちなみに僕は、神様はいるかもしれないし神様はいないかもしれないというとてもあやふやな主義である。
どちらかといえば日本で育ったので「八百万の神」を信じる多神教であり、木の神様や石の神様、海の神様がいると考える。
しかし、キリスト教やイスラム教の人に話をすると「いや神様は唯一無二の存在で、GOD(イスラム教の場合はアラー)のみである」
というのだ。
もし、あなたが熱心なキリスト教信者やイスラム教信者を知っていれば、「もうどうでもいいよ。そうなんだね。」と言って終わらせたくなるほど、熱心に話を聞かされたこともあるだろう。
そして、最後まで神様を信じないというスタンスをとると、「あなたは真実をしらない可愛そうな人ね。」と蔑まれるのだ。
このように神様がいると強く信じている人にとっては、実態として神がいるかどうかは関係なく、神様がいると認識した世界で生きているのだ。
宗教の話になると日本人は「???」となりやすいので、さっきのアルコールの話で例えるとわかりやすい。
お酒好きの人の解釈では「酒は百薬の長(酒はどんな薬よりも健康に良い)」だったり、「飲み過ぎなければ問題ない」、「ワインにはポリフェノールが入っているから体にいい」という「お酒は良いものと認識した世界」で生きているのだ。
お酒が原因でどれだけ不幸になっている人がいるかというのは、アルコールが世界一危険なドラッグであるという報告であったとしても「法律で認められているんだからいい。」ということになってしまうのだ。
「神様がいる、神様はいない論争」も同じで、神様がいると思っている人には神様がいるように都合よく解釈していきており、神様がいないと思っている人には神様が都合よくいない世界で生きているのだ。
このように、神様のような見えないものでも、認識していれば存在することになってしまうのだ。
もちろんこの逆もある「実際はアルのに、多くの人がナイ」と信じていることがらだ。
あなたは自分の意志で行動している?
あなたの認識では、水を飲もうとした時に、このようなプロセスで意志が脳に伝達されて水を飲むと考えていないだろうか?
- 自分の意志で水を飲もうと思う
- 脳が司令を出して飲むように指令を出す
- 実際に水を飲む
しかし、最新の脳科学でわかっていることは、なんと
- 脳が司令を出して飲むように指令を出す
- 自分の意志で水を飲もうと思う
- 実際に水を飲む
どういうことかというと、多くの人が自分の意思で水を飲んでいると思っているが実際は、脳が水を飲むようにあなたに指示し、あなたは水を飲みたいと意識するようになって水を飲んでいるということだ。
つまり、水を飲むという行動は、あなたの意思ではなくて、無意識的にコントロールされて行動しているのだ。
ちなみに人間の行動の97%は無意識であることがわかってきている。
逆を言えば僕たちの97%の行動は自分の意思で選んでいないとも言える。
このように僕たちが住む世界の事実は、「自分の認識とは違う」のだ。
そして、この錯覚や無意識によって勝手に理想の生活、理想のライフスタイルが手に入らないようになっている現実はとても残酷である。
むしろ錯覚させるものだけで構築されているのが現在の社会だ。
例えば、次のようなことに不思議を感じたことはないだろうか?
人間の脳が認識を間違えて不幸になっている5つの例
それでは、日常でよくある僕たちがよく「アレ?なんかオカシイ?」と感じながらも実際はオカシイ事実に気が付かずに認知の歪みを無視してしまっている経験を紹介する。
もしかしたら、あなたもこんな経験をしたことはないだろうか。
健康的にみえるけど不健康な健康食品
「生きて腸まで届くビフィズス菌配合」と書いてあるヨーグルト。
「3粒で1日分のビタミンとミネラルを摂取できる」と謳ったサプリメント。
「これ 一本で1日分の野菜が摂取できる」と謳った野菜ジュース。
あなたもこのようなものを健康だと思ってとったことがあるだろうか?
僕もその中の1人で「1日分の野菜がとれる!スゴイ!」と思って喜んで野菜ジュースを飲んでいた。
しかし、実際は1日に必要な野菜350g(厚生労働省推奨)、もしくはそれに匹敵する栄養素が含まれていたわけではなく、ほとんど摂取できない栄養が複数あることがニュースとなって知られることになった。
1日分の野菜を使用、というような表示があっとしても、それは、原材料としてそれだけの野菜を使っているということであり、同僚の野菜を食べた場合と同じ栄養が取れるわけでは有りません。
出典:名古屋消費生活センター
他にも厚生労働省推奨の「特定健康用食品(通称:トクホ)」として売られている商品も同じようなもんだ。
↑勝手に「油を多用したトンカツを食べても黒烏龍茶を飲めば安心」のような印象を与えている。
勘違いした人が、「黒烏龍茶を飲めば大丈夫。」または「罪悪感がすくなくなる」としたうえで、油ものを食べることを促進しているようにもみえないか?
このように日常に溢れている「健康そうにみえて、あなたを不健康に落とし込む錯覚」がたくさん世の中には隠れている。
痩せないダイエットサプリ
「脂肪をバクバク食べるヤセ菌がスゴイ!このサプリだけで3ヶ月で10キロ痩せました。」
大御所芸能人S氏「こんなサプリが開発されたら、もうラ◯ザップは潰れちゃうね」
こんな謳い文句のダイエットサプリにあたなもみたことはないだろうか?
中には心が揺らいだり、思わず買ってしまった人もいるかもしれない。
しかし、ダイエットサプリの広告を作ったことのある僕はこの裏側を知っており、「ダイエットサプリで簡単に痩せない」ということも知っている。
それでも、ちょっと考えればわかることでもある。
そんなに痩せたら危険すぎて販売できない。
飲むだけで10キロも体重が減ってしまうサプリメントなんてドラッグよりも危ないし、そんなの依存者が続出しているはずである。
さらに、そんな効果的な都合よく痩せるサプリがあるとしたら、今頃ロングセラーで売れ続けているはずである。
しかし、それもない。
ダイエットサプリの業者は、人気モデルを使ったり、大御所芸能人を使ったり、または最新の科学を謳い、あの手この手であなたに「飲めば痩せる」と錯覚させようと躍起になっているのを僕は知っている。
なお、この他にも豊胸サプリや育毛サプリなどもその類いである。
間違った認識をすると、無駄なお金と時間を使いさらに精神もすり減らすこととなる。
本当はいらないものを買わされている。
↑いつの間にか「ファ○リーズをしないと不潔」ということが一般定着化してしまった。
しかし数年前までは「ファ○リーズ」のような消臭スプレー、除菌スプレーというものはまったく無かったし、強いて言えば必要もなかった。
無くても全く困らなかったからだ。
しかし、今では多くの人が日用品と感じており、毎月終わると詰替え用を購入している。(ものすごく儲かっているのだ。)
もちろん、これは「ファ○リーズ」に限ったことではない。
あなたが普段使っているシャンプーやリンス、ボディーソープなど…
美容室で働く人から話を聞けば、「シャンプーやリンスを使用しないほうがいい髪の状態を保てる。むしろダメージを受ける理由は安いリンスとシャンプー。」ということを知る人も増えてきた。
でも大手企業は「使わないと不潔。使わなときれいに保てない。」というイメージをあなたに、あの手この手を使って植え付けてくる。
なぜなら大金を稼ぐことができるからだ。
勉強ができればお金が稼げて幸せになれる
令和になってこんな教育を受けている人がいないことを願うが、
「いい点数とって、いい大学に入って、いい会社に就職するのが一番幸せになれる方法だよ(または、公務員がいいよ)」
というのが、親からも学校の先生からも言われていた時代がある。
しかし、大人になって気がついている人は、そんな価値観ウソで「いい会社に入っても残業ばかりで、ろくに家族との時間もとれない。ましてや自分の趣味の時間なんて全く取れない。」ということが本音だろう。
実際に回りを見渡せばそんな人ばかりだ。
一方で勉強してこなかった人が不幸であるか?というとそうでもない。
僕の周りには大学にも行かず、高卒だけど海外で年収1000万の人がいれば、年収は500万程度だけど1日の労働時間は5時間程度という人もいる。
考えれば「勉強できる=お金稼げる」というのはまったく違う能力なのだが、子供の頃からの刷り込みにより勉強できればお金稼げるようになって幸せになれると信じている人は多い。
お金さえあれば幸せになれる
最後に、この資本主義にて最も多い「お金さえあれば幸せになれる」という思い込みである。
もしあなたが安月給で働いているとしたら、「お金さえあればもっと楽に暮らしができる。」と思っているかもしれない。
しかし、それは大きな間違いだ。
なぜなら、お金を持つことによる不幸を知らないだけで、お金を持ったらもったで生活するのが苦しくなるからだ。
それを証明するように、お金持ちや有名人の自殺は後を耐えない。
この理由を精神科医でありベストセラーとなった「アウトプット大全」の著者である樺沢紫苑氏「100%孤独だから」と言い切っている。
お金持ちにはお金持ちの悩みがあるのだが、お金がないとお金持ちの悩みを知ることはできない。
社会の現状は「あなたのお金、時間、健康を浪費するように作られている」
先ほど紹介した例のように、僕たちが住んでいるこの世界は、「不必要なものを必要と認識させるようなトリック」がたくさん仕組まれている。
こんなの「騙されるはずがない!」と、あなたももしかしたら思っているかもしれない。
それでも、あなたがよく見る広告のせいで自分のコンプレックスを刺激されて悩んだり、まわりの人の影響を受けているから、「本当に必要なことや、本当に手に入れたいコトやモノ、未来」を手に入れられないのかもしれない。
特に、「人生辛い、思っていたより消耗戦だ…」などと感じているなら、きっとそれはあなたの認識が勝手に狂わされているからだろう。
じゃあ、どうやったら社会に騙されずに自分の理想のライフスタイルを手に入れられるのか?
僕は、こうした事実とは間違った認識と格闘し、さらに勉強し続けてきた結果、自分の理想のライフスタイル(世界中を好きな時期に好きなタイミングで好きな場所に移動しながら生活するライフスタイル)を手に入れつつある。
しかし、
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