瞑想をしているとあまりにもいい効果をもたらしてくれるので、「瞑想最高」「みんな瞑想するべき」と瞑想のメリットしか見えなくなってしまうことがある。
でも瞑想にも例外なくデメリットはあった。
なので、瞑想を2年継続している自分が感じたデメリットを書いていきたい。
瞑想を始めた経緯↓
特に心が弱っている状態の人、正常な判断力がない状態の人は要注意だ。
瞑想すれば全能になるわけではない。
瞑想して悟れば、チャクラが開けば、見えないものが見えるようになるので、絶対に成功できるに違いない。
と思っていたら大きな勘違いだ。
というのもiphoneを開発した天才、スティーブ・ジョブズを知れば理解できる。
僕のように「伝説のスピーチ」と言われるものや伝記を読んで感化された人も多いはずだ。
スティーブ・ジョブズがiphoneを発明した裏には東洋思想や瞑想の影響があるというのは有名な話である。
この話をすると、瞑想して悟れば魔法のようなイマジネーションが降ってきて素晴らしい発明をし、どんな問題も解決できるようになる、と勘違いしがちだ。
でも、そんな天才も最先端の抗がん治療を見誤ったため、56歳という若さで亡くなってしまった。(あとになって、もっと早くに治療していればよかったと伝記の中で振り返っている。)
一番最初にジョブズのガンを発見した意思によれば、
ジョブズのガンは膵臓ガンであり、この膵臓ガンは進行が穏やかなため早期に手術すれば治る可能性が高かい。
という診断を下していたからだ。
さらにジョブズは億万長者であり、自分の名前を使えばどう考えても世界最高峰の医療が受けられるはずだ。
しかし、ジョブスは西洋医学を嫌い、東洋医学に依存していたため、体にメスをいれないといけない西洋医学を拒否。
その間にスピリチュアリストにあったり食事療法だけでガンを治そうとしたらしい。
瞑想はこころの病気にはいい効果があるかもしれないが、身体的な病気までは治すことができない。
「なんでもかんでも瞑想すれば解決できる」というのは行き過ぎた信仰だ。
瞑想は「悪徳商法」「宗教勧誘」の入口になる注意点も
僕がそうなのだが瞑想をはじめる多くの人が「行き詰まり」や「精神的によわった状態」な人が多いと思う。
そして、この「人生に行き詰まった人」「精神的に弱った人」は悪徳商法や宗教勧誘に狙われやすいという側面をもつ。
結婚できずに悩んでいる女性が高額の占いにはまったり、芸能人が霊能力者に頼って表舞台から姿を消すというのもよくある話だ。
瞑想は道具が要らなければ、高額な入会金を払わければできない、という決まりはない。
変な商売にひっかからないように気おつけたい。
瞑想して悟ったような気分になってしまう。
占い師やスピリチュアリストに「瞑想」を取り入れている人が多い。
自分には見えている。他の人には見えていない。ということが生じてくる。
これはよく言われるチャクラが開いたとか、不思議体験をするようになったとかそういうことではない。
瞑想をすることで霊的な能力を身につけるとか、不思議な力がやどるということはない。
瞑想をすると、ただたんに「観察力」があがるので、いろいろな矛盾や、起きている現象に気がつけるようになるだけだ。
言ってしまえば「バイアス」を外したり、仏教で言うところの「煩悩」がなくなっていくことになる。
ただ一方で、「自分にはわかっている。」、「他の人にはわかっていない。」というような新しいバイアスも生まれてくる。
あたかも自分は凄い、というような考えになってしまうのだ。
そうじゃない。
瞑想は因果関係をしるのに効果的だが、瞑想をしても未来がわかる様になるわけではない。
瞑想を入り口に過度なスピリチュアルにハマるのは危険だ。
【まとめ】瞑想するデメリットはある
瞑想には神秘的とか高尚なイメージがあるからか、どうしても過大評価したり、誇大情報を信じてしまいやすい側面がある。
あのスティーブ・ジョブズでさえ、治る可能性高かったがん治療を拒んでしまい結果的に亡くなってしまった。
瞑想はあくまで、心を落ち着かせることができたり、観察力が上がるというだけで、瞑想するだけで特別な力を得るわけではない。
これは瞑想を取り入れている自分自身が気をつけたいことでもある。
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