ヴィパッサナー瞑想をやるにあったって、事前にヴィパッサナー瞑想のことをググって調べていたら、「ヴィパッサナー瞑想 怖い」、「ヴィパッサナー瞑想 危険」というキーワードが出てきて、
そんなわけあるか(笑)恐怖で煽ったPV稼ぎの記事だろw
と思っていたのだが、自分で実際にヴィパッサナー瞑想を1年くらいやってみると、この「確かに恐怖を感じることがる」という体験をしたので忘備録として残しておく。
実際にヴィパッサナー瞑想をする過程では、「道非道知見清浄」という、幻想が観られることがあることもヴィパッサナー瞑想の本で説明されている↓
ヴィパッサナー瞑想では高速に働く感覚に溺れてトランス状態になる時がある。
そもそも、ヴィパッサナー瞑想は自分の五感で感じたことを唱えて追っていく瞑想方法である。
詳しくは以下の記事を↓
で、話を戻すと、ヴィパッサナー瞑想をしていると間は、常になにか感じたこと(聞こえたこと、肌で感じたこと、臭ったこと、または心の中で思ったこと)をドンドン追って唱えていく。
感じた感覚は、心のなかで唱えてから、また次の感覚を追っていくのだが、あまりにも自分の感覚が起きている現象を感知してしまい、意識を追うのが大変になっていく。
感覚を追えているうちはいいのだが、追えなくなるとプチパニックになり、つぎつぎと発生しては消えていく感覚、意識に圧倒されるようになる。
感覚的には高速で動く感覚の渦に溺れていく感じだ。
そして、頭の中がトランス状態になっていく。
そもそも人間の感覚は、意識して”感じなくなる”というこおをできない。
例えば、音を聞かないように意識すると、なぜか聴覚に意識が言ってしまい、なにも考えないようにしても、考えないようにする方法を考えてしまう。
自分がコントロールをなくした高速で走る車に乗っているような気分になる。
トランス状態・プチパニックになっても安心。
閉じている目を開ければ、実際の世界はとてもゆっくり流れていることに気がつける。
目を閉じているから妄想や想像で世界を認知してしまうが、一度目を開けてしまえば、現実世界は安定していることを認識できる。
プチパニックとしているのも、呼吸ができなくほどのパニックになったことはない。
心臓がドキドキしていたら目を開けてゆっくり深呼吸をしよう。
ヴィパッサナー瞑想って、どんな感じ?
ここではヴィパッサナー瞑想の体験を通して感じたデメリットをつらつらかいたが、実際はメリットの方がとてつもなく大きい。
以下の記事で詳しく書いてあるが、
まとめると、こんな感じだ↓
- 自分の認識している世界と実際の世界は異なることに気づける、
- 目で見てるもの、聞いているものでさえも自分の解釈であることに気づける、(人によって違う)
- 思い込み次第で、世界は全く変わることに気づける、
- 悪い結果をもたらしている思考パターン・行動パターンに気がつける、
- 悪い部分を良い結果をもたらすように修正できる。
- 「自分は常に正しい、正しいはずだ」という強迫観念から解消される。
他の瞑想はやったことあるけど、ヴィパッサナー瞑想はやったことはないという人は、ぜひ体験して効果の凄さを実感してみてほしい。
ヴィパッサナー瞑想の詳しいやり方
上記でも簡単に書いたが、
「ヴィパッサナー瞑想は自分の感覚に止まった意識を心の中で唱えていく。」
というとてもシンプルで、どこでもできる瞑想方法の1つだ。
以下の記事で詳しいやり方を説明している。
ちなみに、こちらの本を僕は参考にしている。
【まとめ】ヴィパッサナー瞑想の怖いところ
ヴィパッサナー瞑想がうまくできてる最中は、ゆっくりと自分の感覚・意識を追えているので、心もおちついている。
しかし、高速で働いている感覚センサーに惑わされて意識があっちこっちにいくと、自分の意識をコントロールできなくなり、トランス状態、プチパニックのような状態になる。
ただ、ヴィパッサナー瞑想をしていれば、うまくできる時もあればうまくできない時もあるので、そんなに怖がるようなことではないと正直思う。
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