僕が、
「働いている自分は偉い!努力する事は尊いことだ!」
と大きな勘違いして、負のスパイラルに陥っていた時の話をシェアしようと思う。
誰でもそうだと思うけど、起業したり自営業やフリーランス、個人事業主となると売上をたてるために、もっぱら仕事、「仕事が命」となってしまいプライベートを犠牲にしてしまいがちである。
その結果、自分が大切にしたいパートナーや家族との時間をとらず関係が破綻(知らない間に浮気や不倫に発展している場合も)してしまっている人も多くいる。
もっとひどい人は、体を壊したり、精神病や最悪の場合、過労死なんてことも起きてしまっている。
僕の場合は、「売上が上がらないと死ぬ」という恐怖から仕事をやることで安心感を得ていた↓
その結果、プライベートを失い、そして孤独になり、さらに仕事がうまくいかないという負のスパイラルに陥っていた。
仕事をすることが精神安定剤のように働いていたため、仕事に逃げていたということも認めたい。
そんなワーカホリックだった僕が1日の労働時間を3時間に短縮した方法を紹介する。
外注をしたり、部下に仕事を回すという方法ではなく根本的に自分の能力だけで仕事を短縮できる方法だ。
寝ている時間以外は仕事!1日12時間以上仕事をしていた時の現状
「起業したてで生活費だってままならないんだから、休んでいる時間なんてない」
というのが一般的だし、実際に休んでいる余裕なんてないと感じてしまう。
しかし、ある程度して収益が上がるようになっても「休んでいる暇なんてない」という恐怖に襲われ続ける。
なぜなら、ドンドン増え続ける新規や競合、そして1番怖いのは巨大な資本をもっている大手が参入してきて自分が持っていた市場が淘汰されてしまうからだ。
個人でやっていると、正面から戦っていてはどうしても大手企業には勝てない。
資本だけではなく、信用度やコネ、そして従業員の人数やそれにともなう頭脳やアイデアと戦わなければいかないのだから個人で戦うには量をこなすしか無いと考えてしまうからだ。
そんなことから自分で仕事をはじめてからの6年間は仕事をメインに人生に費やしてきた。
そして、僕のようなワーカホリックの人で仕事に打ち込むことで自分を正当化しようとしている人も多くいる。
しかし、ある知り会った男性は仕事に熱中してしまった結果、奥さんとはセックスレスに。
やがては顔を合わせることが気まずくなり、「嫁が寝てから家に帰る」という行動になっていたりする。
壊滅的である。
仕事の時間を減らさなければ、自分が関わりたいと思う人達との時間を作れない。
自分の趣味の時間、仲のいい友達との飲み会、大切なパートナーとの時間、将来持つであろう家族や子供との時間…
寝ている時間以外仕事をしているようでは、自分の理想の未来は手に入れられない。
そう思った僕は短い時間で成果を出すために、セミナーを受け、本を読み、そして実行した。
その結果、1日の仕事を3時間までに凝縮できるようになった。
その経緯をレポートとして、あなたにも届けたい。
「1日に12時間働いていた」というのは『妄想』だった件(笑)
僕は元アスリート(2012年のロンドンオリンピックにコーチとして出場)であり、体力には自信があるほうだ。
だから「寝る時間以外は全て仕事に注ぐ」というストイックな覚悟で、社会人にもならず自分で仕事をして生きていくことを決めていた。
なんども話すがその結果1日12時間を仕事の時間にあてていた。
しかし、実際に記録をとってみると8割は成果につながらない仕事をしていたのだ。
つまり12時間のうち9.6時間は、成果が上がらない作業をしていたことになる。
信じられないかもしれないが、もしあなたがどれだけ長時間働いても成果が出ないとすれば、きっと無駄な作業(仕事とは言えない成果につながらない作業)に時間を当てている可能性がある。
↑こんな感じ。
そしてさらに、長時間働いてしまっているがゆえに、低下した思考力で非効率的に仕事をしている可能性がある。
↑長時間労働は、思考力を下げて自分を労働の奴隷にしてしまう。
これから紹介する方法に変えた結果、あきらかに集中して仕事をしていない、無駄な作業をしているということが原因で時間が膨らんでいたという現実を直視するハメになった。
特に日本では「長時間頑張っている人がエラい」という原始的な評価がいまだにはびこっている。
今まで電卓を使って計算していた仕事をエクセルの表計算でわずか5分で終わらせたら「ズルをするな」と上司に文句を言われたというような話は未だに後をたたない。
だから、あなたも短期間で成果を出すことに頭がいっていないかもしれない。
しかし、短期間で成果が出せれば、あまった時間でもっと仕事をして収入を増やしたり、または家族やパートナー、そして自分の趣味の時間に時間をあてることができるようになる。
もしあなたが「仕事を長時間している自分はすごい」という自分を不幸にする考えをしているなら、仕事時間が長いやつは仕事ができないやつと心に刻んでおこう。
実際に計測したら1日に3時間が自分が集中して仕事をできる限界だった
仕事を3時間に凝縮するまでの僕は「作業が終わるでひたすら無制限で作業をする」という方法で仕事に取り組んでいた。
「仕事は終わるまでやる」なんて当たり前のことなのだが、実はこの当たり前だと思っている考え方に落とし穴にハマっていた。
実際に自分が集中してできる仕事時間を3ヶ月間計測し続けた結果、なんと平均で1日たった3時間しか集中して仕事できないことが判明。
たまに6時間集中して仕事をする日もあったのですが、その次の日は疲れすぎて仕事できない状況に。
8時間どころか、実際には3時間しか生産活動をしていなかったのだ。
そうだから僕は3時間で成果が出るように仕事のやり方を変えたのだ。
人間が作業効率を落としてしまう4つの原因
実際にどうやって仕事を変えたのかを説明する前に、僕たちが陥りやすい「非効率的に仕事をしてしまう罠3つ」を紹介したい。
あなたが信じていた価値観が邪魔していたり、脳に騙されていたりしているので普通にしているとあなたの時間はドンドン奪われていくのだ。
長時間労働が原因で意思力が低下しセルフコントロールを失いやすくなるから
すでにわかっていることは、長時間労働は生産性を下げて仕事の効率化を下げるということだ。
日本の生産性が低い理由も慢性的長時間労働が原因である(労働時間が短い国ほど生産性が高い傾向が強い)ことが内閣府の調査でも結論づけている。
↑ドイツは年間で1400時間働いて時給は60ドルで計84000ドル(約850万円)であるのに対して、日本は1700時間働いて時給40ドルで計68000ドル(約700万).
日本はドイツに比べて年間300時間も余分に働いているのに150万円も給料が低い、つまり生産性が低いのだ。
1日に脳が処理できる情報量を考慮していないで作業をするから
脳はパソコンやスマートフォンのように、1日に処理できる情報の量が決まっている。
ただ脳がパソコンやスマートフォンと違うところは、脳は体内のエネルギーを使って働いているから、使えば使うほど処理能力が落ちていく、と言うことだ。
そして、走れば走るほど体力を消耗するのと同じで、処理すればするほど処理能力は低下していく。
ちなみにアメリカのコーネル大学の研究では人間は1日に3万5000回もの意思決定を行うという研究結果を出している。
長時間仕事をすると、生産性が下がるのも、こうした脳の性質を無視して消費しつづけているから、であることにも気がつく。
また脳の機能が低下したころに仕事をすることは、お腹がペコペコの状態で運動をしたり、眠気タップリの中で車を運転するくらい効率の悪いことだと認識できる。
【意思力の低下】疲れれば疲れるほど人間の能力は低下する
意思が強い人ほど目標を達成したり、成果を出しているということがある。
実際に意思力があると、禁煙やダイエットを成功させて人生を変えている人が多い。
一見すると意思力とは「その人がもっている才能」と考えがちだがそうでなはい。
意思力が強い人というのは「自分の意思力が弱いことを考慮して、意思力を高められるようにしている」というのが現実だからだ。
例えば、眠くなったり、お腹が減ったりすると人間は意思力を無くしやすくなり、考えることが難しくなったり、イライラして嫌悪感を表したりする。
女性の生理もそうだが生理時にくるイライラは意思力で対処できるものではないのだ。
このように人間は誰であっても意思力を失う時がある。
そして特に「疲れている時」に意思力は低下し、思考と行動に矛盾が生じてくるのだ。
例えば、
ダイエットに疲れてしまうと「痩せたいのに食べてしまう」という欲求にかられる。
禁煙したいと思っているのに、ストレスでついつい辞めたいタバコを吸ってしまう。
コロナで外出しないほうが感染リスクを下げられて安全と思っていても、コロナ疲れから外出したくなってしまう。
などが上げられる。
仕事に関して言えば、やらなければならない仕事があるのにユーチューブやインスタグラム、ツイッターを開いてしまったり、メールを開いて「今やるべき仕事に取り組めていない状況」がまさにそうである。
意思力を失い自分をコントロールできない状態ではやるべきことをすることも難しくなるのだ。
【パーキンソンの法則】終わりを決めない限り作業時間は膨らみ続ける
パーキンソンの法則とはイギリスの学者シリルノースコートパーキンソン博士が唱えている法則である。
特に有名なのは、第1法則で仕事の量は、
完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
というものだ。
あなたにも経験があるだろうが締切期日がない仕事に関してはいつになっても終わらなかったり、ついつい後回しにしてしまって終わらないということがある。
↑これがパーキンソンの法則のわかりやすい例だ。
終わる時間や期限を決めていない限り、あなたはいつまでも仕事を仕上げることはできない。なぜならもっと品質を高められると考えてしまうからだ。
僕も、このパーキンソンの法則を知るまでは締切を守るのがとても苦手だった。
特に初めてやる作業については、どれくらい時間がかかるかもわからないからといからという理由が大きかったのだが、それだけではなかった。
品質を高めるため(または自分が納得する)まで時間を費やしてしまうのだ。
意思力のことを考慮しても長時間働くことで成果を出そうとすることは効果的ではない。
【マルチタスク】効率的かと思いきや、実は最悪な仕事術だった
「できる人はマルチタスクで仕事をしている」という勘違いがあったため、僕も仕事をランダムにマルチタスクで取り組んでいた。
全ての仕事をコントロールしていて、すべて順調に進んでいることが気持ちいいように感じていた。
しかし、実際には、このマルチタスクが原因で膨大な時間を消費し、さらに過度なストレスまで与えていたことに気がついたのはシングルタスクに切り替えてからだった。
マルチタスクがもたらす最悪な現象といえば「終わらない仕事」が増え続け、未消化の仕事が増えていく頭の中は常に「アレもコレも」と複雑化しモヤモヤしてくる。
いろいろな問題に対処できていると錯覚している一方で、頭の中にはモヤモヤが増え続け思考が追いつかなくなる。
すると、ミスが多くなったり、成果が出なくなったりする。
「マルチタスク」というのは有能な人がやっているように思えるが、実際にそうではない。
「脳は1度に2つ以上のことに集中できない」ということが脳科学では明らかになっている。
理由は「複雑な2つの情報を処理しようとすると前頭葉という複雑な情報を処理する部分を奪い合うから」だ。
であるからしてマルチタスクは脳の機能を低下して使うことになるので仕事の生産性を下げてしまうのだ。
【ザイガルニック効果】集中力と思考力を奪っているある現象
せっかく集中して仕事をしていたのに、誰かに話しかけられて集中が途切れてしまったという経験が、あなたにもないだろうか?
これを心理学では「ザイガルニック効果」(ツァィガルニック効果、ゼイガルニック効果、ゼイガルニク効果と呼ばれることもある)と呼ぶ。
ザイガルニック効果とは、「達成したことよりも達成しなかったことや中断していることの方をよく覚えている」という現象のことである。
例えば、あなたが仕事をしている最中に、知り合いや家族からLINEの通知が来たとしよう。
そしてそのメッセージが気になり開いてみると、
週末の予定はどうする?
という風にかかれているのである。
そうすると脳は、今行っている仕事を忘れ、無意識に週末の予定をどうするか、考え始めてしまうのである。
たとえ、そこですぐに返信せずにLINEを閉じたとしても、もうすでに頭の中では週末の予定をどうするか?という情報の処理を始めてしまっている。
そして、あたまの中に残り続け、あなたの仕事の邪魔をするのだ。
上司からの緊急のメッセージもそうだ。
この書類を明日までに仕上げておいて欲しい
という内容をみてしまえば、その書類のことが気になってしかたなくなってしまう。
忘れようと思っても入ってきた重要な情報を簡単に忘れることはできず、あなたの脳にこびりついてしまう。
このようにザイガルニック効果は、重りのようにあなたの脳にノシかかり仕事をさせずらくさせるのだ。
- スマホの通知
- 新着メールの通知
- リモートワーク中に家族から声をかけられる
- オフィスで上司や同僚に声をかけられる
など、集中して重要な仕事に取り組んでいるあなたにとって、阻害要因でしか無いので、こうした状況は全て排除すると仕事がスムーズに進んでいく。
【プロスペクト理論】人間は変化に反応してしまう生き物だから
プロスペクト理論とはノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマン博士が発見した理論である。
このプロスペクト理論を簡単に説明すると「人間は変化量に反応してしまう」ということだ。
例えば、ついつい仕事中にスマホをいじってしまうのも、仕事というストレスを減らすことに反応してしまうからといえる。
さらにプロスペクト理論ではプラスの変化よりもマイナスの変化に反応しやすくなっているという。
例えば会社や夫婦間での人間関係を改善したいとしつつも「現状維持」に走ってしまうのは、「失敗して余計に人間関係を悪化させるリスク」に反応してしまうからといえる。
あなたが良くなりたいと思いつつも現状維持にとどまってしまうのも、仕事中にスマホをついついみてしまうのもプロスペクト理論でいうリスクやストレスへの回避行動が働いてしまうからだ。
時間を節約するための4つの対策
時間を節約するには、誰かに主導権を握らせるのではなく、自分で主導権を握り自分の時間を確保することが大切だ。
僕も昔は他人に時間を奪われまくっていたが、自分をコントロールすることで自分の時間を確保できるようになった。
さらに、ムダを省くことで大幅に自分の時間をもてるようになった。
【タスクの断捨離】選択と集中でいらない8割を削減する
いらないモノを捨てる断捨離があるのだから、成果の上がらないいらない作業も断捨離していい。
そして、これが1番簡単で効果があった。
このタスクの断捨離のために使うのが経済学でよく使われる言葉に「パレートの法則」である。
パレートの法則とは世の中の仕事は2割の重要な仕事で8割の成果を出しており、残りの重要ではない8割の仕事で2割の成果を出しているという考え方である。
よくある例は、定食屋やスーパーマーケットで売上の8割を作っているのがTOP2割の人気商品であり、その他の滅多に売れない商品8割で残りの2割の売上を作っているということだ。
このパレートの法則を知った僕は売上をつくる仕事の2割だけやい残りの8割をやらないことにした。
その結果、仕事量が圧倒的に少なくなっているにも関わらず、同じ成果を維持できうようになったのだ。
もしあなたが「自分がやっている仕事が全て必要で不可欠である」と思っているならば、その考え方こそが自分を忙しいという負のスパイラルに追い込んでしまっている原因かもしれない。
僕たちはストレスや不安を感じる(意思力が低くなっている状態)と、難しいが成果に直接つながる仕事に取り掛かることを嫌がりだす。
そして、簡単な仕事をまずは先に片付けて、それから重要な仕事に取り掛かろうと考えてしまうのだ。
しかし、簡単な仕事を片付け終わった頃には意思力が減っているので、難しいが成果に直接つながる仕事に取り組むことがさらに億劫になってしまっている。
このようにして、難しいが成果に直接つながる仕事が何日も残り頭の中に引っかかり、モヤモヤした状態で他の作業をすることになる。
逆に考えれば、「難しいが成果に直接つながる仕事」さえ終わらせてしまえば、他の仕事はいつでも簡単にできるということでもある。
問題や難題は先延ばしすれば解決できるものではなく、むしろより難しくなってしまう。
意思力があり思考力と忍耐力のあるうちに終わらせることがとても重要である。
↓詳しくは
しっかり休憩と栄養をとり脳が万全の状態になるようにする
極端な例だが、毎日3時間しか寝ておらず、食事も駅前の立ち食い蕎麦を朝に食べて気合でハイパフォーマンスを出そうとしている人を、あなたはどう思うだろうか?
逆に、毎日7時間の深い睡眠をとり、毎朝目覚ましを使うことなくスッキリと目覚め、朝から栄養タップリの食事をとっている人を想像したらどうだろうか?
考えただけでも、後者の方がエネルギーに満ちあふれて仕事中も眠気を気にすることなく集中して仕事できることが簡単にイメージできるはずだ。
特に脳みそはあなたがとる行動に全て司令を出している1番重要な臓器である
極論、脳がなければ人間は動くことも考えることもできないのだ。
この根本的な原因は、
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 疲労の蓄積
- ストレスの蓄積
- 酸素不足
などが原因で脳や体が疲れてしまっているからである。
アメリカのスタンフォード大学で健康心理学の研究をしているケリー・マクゴニガル教授によれば6時間未満の睡眠は脳の働きを低下させ、誘惑やストレスへの耐性が弱くなることを報告している。
逆に6時間以上の良質な睡眠が取れると、脳の疲労はリセットされ、意思力が満タンの状態に戻るそうだ。
そんなことからも睡眠と栄養をしっかりとっている人の方が仕事の効率がいいのは当たり前であることがわかる。
他の人にお願いして、他人の時間を使う
自分でやるとまる1日かかってしまうような作業も、専門家やなれた人に頼めばものの3時間で終わることなんて数多くある。
自分の日給が1日1万円だとして1日中ほかの作業をしてして成果を出せなければ、1日マイナス1万円となる。
さらにそれが2日、3日かかるとなれば毎日マイナス1万円が加算されていくことになる。
しかし、1万円払ってでもやってもらえればムダな時間と労力、そしてストレスを抱えずにすむ。
誰かの手助けをもらうことで、あなたの時間は大幅に節約できる。
僕が実際に取り組んだ具体的な5ステップ
「なぜ、運動と瞑想なんかやるのか?そんな時間があったらとっとと作業をしたほうがマシだ」
、とあなたが思うのであれば僕も1年前まではそう思っていたので安心して欲しい。
最初にも述べたように行動力だけでは成果を出すには限界が見えてくる。
そうすうとどうしても行動を制御していう自分の脳みそを最適化して成果を出さないといけなくなってくる。
いつまでも古い考えや古い体質にしがみついているなら、新しい考え方をインストールするだけで驚くほど仕事の効率は上がるのだ。
【0】無呼吸でバーピージャンプを3セットして酸素ポンプを起動させる
これはつい最近取り入れたものだが、効果大だったので紹介しておく。
ただ、もっと気軽に始めたい人は次の瞑想からでも十分である。というのも、この「無呼吸バーピージャンプ」は瞑想の効果を高めるためにやるからだ。
なぜ、無呼吸バーピージャンプをやるかというえば酸素を脳みそに運ぶためのポンプの役割をしていう心臓の働きを活性化させるためだ。
これはある理論に基づいたエクササイズ方法なので、あとでどういった理論なのかは説明するので、ここでは省くことにする。
詳しくは以下の記事で説明してる。
簡単に言えば1分で高地トレーニングをするのと同じ変化が体の中で起こる、という事が書かれている。
やり方はとてもシンプルで、「息を全て吐き出したあと呼吸をせずにバーピージャンプを可能な限りやる」を3セット繰り返す。
↑バーピージャンプは上のyoutubeがわかりやすいのでやり方を確認して欲しい。
もしバーピージャンプができないような状況であれば、無呼吸で息の続くかぎり階段を登り続ける、または昇降運動をすることでも代用できる。
【1】瞑想しながら深呼吸して全身と脳に酸素を充電する
瞑想の1番のメリットは外部からの悪い影響をリセットできることである。
僕は人間関係の悩みから眠れなかったり、仕事中にもイライラして作業できないということがあったりした時に解決してくれたのが、「たった5分瞑想するだけ」だったのだ。
たった5分で自己解決できる最強のメソッドなので、メンタルが仕事に影響しだしたらすぐに瞑想をして問題を引きずらなくてすむ。
瞑想の方法は簡単で
- 背筋お伸ばしてあぐらをかいて座り(椅子の場合は浅く座る)
- 腹式呼吸で鼻から息をゆっくり吐ききり、
- お腹がぺったんこになったら、満帆になるまでゆっくり鼻から息を吸うだけ
である。
ひたすら呼吸に意識するだけで脳は安らぎを感じリラックスしてくれる。
もし、瞑想に集中できない時は【0】の無酸素ジャンピングスクワットを加えて欲えるといい。
やった直後に脳が酸欠状態になりクラットするので瞑想の気持ちよさが倍増する。
僕が瞑想にであったきっかけは以下の記事で消化ししているので、気になる人は読んでほしい。
頑張るよりもリラックスしたら仕事効率が37.5%もUPした不都合な真実>
【2】頭の中にゴチャゴチャした思考を強制デリートして空っぽにする
頭の中で渦巻いている思考や感情を断舎離して頭の中を空っぽにすると、頭の中がクリアになって仕事に入りやすくなる。
このことを専門用語で「ブレイン・ダンプ」という。
ブレイン=脳
ダンプ=捨てる
ということからも脳の中のゴミを捨てるというイメージだ。
しかも、モヤモヤしていることを書き出すだけという至ってシンプルな方法なので誰でも1分あればできてしまうとっておきの脳みそを掃除する方法といえる。
頭の中もパソコンやスマートフォンのように容量があり、思考や感情でいっぱいになると重くなって動きが悪くなってしまう。
いろいろなことが立て続けにおこるとパニックになったり、思考が停止してしまうのもそのためである。
できるだけ頭の容量を減らして軽くしておいたほうが脳みそがサクサク働いて深く思考できたり、アイデアを生み出したりできるようになる。
そして瞑想中は頭にポンポンとアイデアや考えが浮かんできてしまう。
例えば仕事場の気に入らない人のことや家族の心配事、それから数年間忘れていた、自分の未来について…
こうした普段は忘れて気になっていないことや潜在意識などが頭に浮かんでくると、今度はこのことが気になって仕事に集中できないということが生じてしまう。
そうした仕事に必要のない余分な思考や感情を断舎離する方法が「書き出して捨てる」という方法だ。
書き出すことでモヤモヤした思考や感情が明確化されしっかりと認識できるようになるのでモヤモヤが解消されスッキリする。
【3】仕事をする前に計画をたてて「思考時間」と「作業時間」を分離して高速で仕事をする
「仕事は考えながらやったほうがいい」と思われがちだがこれも落とし穴だ。
なぜなら考えながら仕事をすると作業する速度が遅くなり作業効率が落ちるからだ。
その原因はというと、考えてしまうと新しい選択肢が次々とでてきて判断する回数が増えてしまうことにある。
車を運転して目的地に向かうにしても、最初にカーナビやグーグルマップを設定してしまえば、それに従うだけなのですんなりと目的地にたどりつける。
逆に、曲がり角曲がり角で現在地や地図を確認していては、車を停めなければいけないので時間がかかってしまう。
仕事もこのように、途中途中で確認していては作業が遅くなってしまう。
なので、最初に目的地にたどり着くまでにやることを全て洗い出し、そしてその洗い出した作業をやるというふうに計画する時間」と「作業する時間」をわけることで作業効率が圧倒的にはやくなる。
さらに、計画する段階で作業内容を具体的にしておくことで、実際に作業をする時に「なにをやればいいか迷う」といいうことがなくなる。
人間はやることが明確になっていないと、迷いが出て行動に移しづらくなる性質をもっている。
具体的であれば具体的であるほど行動に移しやすい。
例えば「数学の勉強をする」だけの場合、いざ取り組む時に何をやろうか迷ってしまう。
結果的に行動に移すのが遅くなる。
しかし、「数学の教科書の10~12ページをやる」と計画しておけば、いざ行動に移そうとする時に、直ぐに行動に移せるようになる。
仕事もこのように作業をできるだけ具体的に洗い出すことで、作業のスピードが圧倒的に上がる。
【4】仕事(作業)は全てシングルタスクで考えずにやる
上記でも述べたようにマルチタスクからシングルタスクに切り替えたら仕事のスピードが圧倒的に早くなった。
その要因はと言うと
- 1つのことに集中し考えずに淡々と仕事をこなすことができたから
- 次に説明するポモドーロ・テクニックを使い仕事を短時間に区切ったから
といのが非常に大きかった。
逆を言えば、いままではやることを明確に絞らすにランダムに仕事をしていたので、「今何をやるべきなのかわからなくなり手が止まる」ということがしょっちゅうあった。
この時間とムダに考える時間を減らすことができたので集中力がガッと高まり、一気に仕事に取り組めるようになった。
障害物なくスムーズに仕事に取り組めるのは非常に気持がいい。
「気持ちがいいから続く」ということにもなっており、無理なく習慣化できている。
【5】ポモドーロ・テクニックで短期集中で仕事をする
と言っても、シングルタスクをやろうとしてもいろいろな阻害要因がでてくる。
- スマホや新着メールの通知
- 上司や家族から声をかけられる
- 知らずの間にスマホをいじってしまう
などである。
こうした阻害要因を解決してくれるのが「ポモドーロ・テクニック」という時間管理術だ。
ポモドーロ・テクニックとは簡単に言うと「短時間で集中して成果を出すためのテクニック」とそのままである。
テクニックと言っても難しいことは何ひとつなく、
30分 仕事
10分 休憩
30分 仕事
10分 休憩
を繰り返し、サーキットトレーニングのように仕事をしていく。
30分という限られた時間であり、終わりを明確にしているからそこまで「頑張ろう」という気持ちになれる。
それから、誰かに声をかけられても「◯分待ってください」という返信ができ、通知が来たとしても「◯分後には確認できる」という安心感があるので気にせず集中できるようになる。
また30分という短い時間を設定することで、最初に述べたパーキンソンの法則(仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する)にものっとれるので、無駄な作業を減らし、効果のある仕事だけを選ぶようになっていく。
つまり時間を細かく設定することで、少ない時間で仕事を終らせるようになれる。
制限時間がある学校のテストや資格試験を思い出して欲しい。
どうすれば効率よく点数が取れるか考えるはずだ。
「どの問題から説いたら点数が取れるか?」
「問題につまずいている時間はあるのか?とりあえず、飛ばしてあとで考えたほうが点数が取れそうだ。」
というように効果を求めて作業をすることができるようになる。
僕自身、このポモドーロ・テクニックを取り入れた結果、1日で30分を6セットすると頭がフラフラになるくらい集中して仕事ができるようになり、かつ、なんだかんだダラダラしてしまっていた12時間労働から脱出することができた。
【まとめ】仕事は短期集中シングルタスク。そのためには計画の時間をつくりタスクを細分化しやることを明確化させておく
僕の努力の仕方(勉強にしろ、仕事にしろ、運動にしろ)は常に行動量でカバーするものであり、とても消耗的だった。
一生自分独りで生きていくのであれば、それでもいいかもしれない。
しかし、もっと自分のプライベートを充実させたり、大切にしたい人との時間を作ったり、もしくはもっと成果を上げたいのであれば、短期集中で成果を出すことからは逃れられない。
ましてや「人間は社会的動物」ということにしっかり対峙すれば1人で生きていくことなんて不幸でしかないことにも気がつくはずなのだ。
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