YOUTUBEを観ていたら「瞑想でたどる仏教」という興味深いタイトルの動画あったので観てみた。
仏教を深く研究、実践している人からの話はものすごくわかりやすい。
また、NHKが制作した動画ということもあり、とてもわかりやすく、特にアスリートである為末大さんの例え話はスッと入ってきやすかった。
動画は全部で3つあり、より深く理解するためにまとめてみた。
苦しみは自分の「意識」が作り出し、拡大していく。
自分で苦しみを作り出している。さらなる苦しみを生む。
瞑想では仏教の専門用語で「色(心の外)」と「名(心の中)」という2つのワケ方をする。
動画の中でもあったように「矢が体に当たった事実」というのは、「色(心の外)」であり、その後に発生する「痛い」という感覚は「名(心の中)」で発生するものである。
そして、この「痛い」から苦しみは発生し、さらに拡大して、
↓
「なんでこうなった?」
↓
「矢を放ったのは誰だ?」
↓
「むかつく」
↓
「仕返しをしたい。」
しかし、これは心が勝手に苦しみを生み出しているだけで、事実「色(心の外)」ではない。妄想とも言える。
一般的には、この「色」(事実)と「名」(思い込み)を分けることができなかったり、「名」(思い込み)が発生した場合に止めることができない。
しかし、瞑想をしていくと、この事実と妄想をわけることができたり、妄想に気がついて苦しみの連鎖を断ち切ることができるようになる。
心を観察する(瞑想する)ことが重要
注意を振り向けて、しっかり把握すると「色(心の外)」と「名(心の中)」を分けることができるようになってくる。
そして、瞑想には大きくわけて2種類にわけることができる。
(止)サマタ瞑想
一点に集中する方法として、サマタ瞑想(呼吸瞑想)がある。
サマタ瞑想は、精神統一をするのと同じような感じだ。
とにかく1つのことサマタ瞑想では呼吸に集中することで、その本質が見えてくる。
実際にやってみると、集中力が増し、頭がキレッキレになるのがわかる。
(観)ヴィパッサナー瞑想
複数のことに観察対象を広げる方法として、ヴィパッサナー瞑想(観察瞑想)がある。
特にヴィパッサナー瞑想はブッダが悟りを開いた瞑想とも言われており、「色(心の外)」と「名(心の中)」の違いが鮮明にわかってくる。
また、「色」はスポーツで言うことろの、技術や体力として捉えられるし、「名」はメンタルとして捉えることもできる。
メンタルが安定していれば、本来持っている技術や体力をうまく使うことができる。
習慣が瞑想の効果を高めてくれる。
↑環境を整えることが重要であり、環境は自ら進んで良い習慣を身につけることで整うという内容だ。
では、なにが「良い習慣」なのかが気になるが、良い習慣というのは成果につながる習慣のことだ。
当たり前だが、成果につながる習慣を整えていくと、自然と環境が整っていくので、成果が出やすくなる。
これは僕も実体験からよくわかる。
良い習慣というのは、必ずしも苦痛が伴うわけではない。
僕の場合、よくある「7つの習慣」というような鉄人にしか実行できないような習慣を真似しようとして挫折した経験がある。
しかし、「快」を求めて行えば良い習慣は簡単に作れる。
僕が瞑想の効果を高めるために行っている習慣、毎朝、瞑想をやる前にまずやっていることが
- シャワーを浴びる
- 水を飲む
- 果物を食べる
- 10分の軽い運動をする
- 瞑想をする
寝起きのまま瞑想をしても、寝ぼけてしまっているので、一度しっかり体に快感を与えて起こしてあげると、しっかり瞑想に集中できるようになる。
ちなみに、瞑想のあとは、ブレインダンプという瞑想中、頭に浮かんだものを書き出す作業もしている。
これも瞑想をする楽しみになるので、瞑想を習慣化したり、瞑想の効果を実感したい人にはおすすめだ↓
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