瞑想は引き寄せに役立つ。
ただ、はじめに言っておくと、よく耳にするような、
「恋愛の悩み、お金の悩みがビックリするほど簡単に解決!」
「努力しなくても、知らないうちに願いが叶っちゃう!」
「あなたの潜在意識が勝手にあなたの理想に運命を導いてくれます。」
というようなものではない。
宇宙のちからに任せて運命を待って引き寄せるのではなく、
自分の力で、強引に運命を引き寄せるイメージだ。
むしろ、「引き寄せの法則」というのは、起きれば起きるほど、苦痛がともなう。
なぜならば、自分の願いや欲求という「願望(夢や目標、理想)」が引き寄せられてくると、自分の現在おかれている現実と「願望(夢や目標、理想)」との大きなギャップに気がついてしまうからだ。
そして、願望と現実のギャップ(理想と現実のギャップとも言える)が大きければ大きいほど、ギャップを縮める苦労が必要になる。
悩みが大きいゆえに「願望を諦める」という決定をくだす人も多い。(引き寄せの法則が起きているにも関わらず。)
でも、その「苦しみ」を和らげたり、解消してたりして乗り越える助けをしてくれるのが「瞑想」だ。
そのことについて、 僕の実体験を書いていきたい。
そもそも瞑想は、あなたの欲しい物を引き寄せて手に入れる(目標達成)に効果的であることは2500年前からわかっている。
瞑想で引き寄せの法則が成立する4つ効果とその根拠
瞑想が引き用背の法則を高めるのは、瞑想には以下の4つの効果があるからだ。
- 願望の明確化(記憶・心との対話)
- 願望への確かな道筋を作る(論理的思考)
- 誘惑に惑わされずに実行する(セルフコントロール)
- 試行錯誤しながらゴールへ進む(現在地の確認)
瞑想は願望の明確化と道案内をして助けてくれる。
「自分が本当に求めているものは、なんなのか?」を見つけるのに、瞑想はとても役に立つ。
つまり、「願望の明確化」だ。
願望は引き寄せの法則のきっかけであり種である。
当たり前だが、撒いた種からは、撒いた種と同じ果実が実る。
当たり前だがトマトを植えても、リンゴが実ることはない。
リンゴを実らせたいのであれば、しっかりリンゴの種を埋めないといけない。
しかし、僕たちは大きな勘違いをよくする。
「赤い果実のなる種だと聞いたから」、と思って植えたところ、実際は、赤い果実は果実でも「トマト」の種であり、リンゴではないというような事が起きる。
要は「赤い果実」という抽象的な状態だと間違いが生じてくる。
より具体的に、「赤いリンゴの種」としないと、リンゴと設定したとしても青リンゴや身のならないリンゴの種を植えて育ててしまい、ほしい結果と違ったということになってしまう。
長い年月と手間とお金を掛けたのに、結果がことなってしまってはショックも大きくなってしまう。
なので、この願望の明確化をしっかり詳細かつ正確にやっていく必要があるのだ。
- 恋愛や結婚で言えば、どんなパートナーが欲しいのか?どんな生活を一緒にしたいのか?
- お金で言えば、いくら欲いのか?いつまでに欲しいのか?
- 将来について言えば、どういう暮らしをしたいのか?どこに住みたいのか?誰と住みたいのか?
しかし、僕たちは「自信」や「妬み」という煩悩やバイアスと言われる思い込みを本能的に持ってしまっているため、この「願望の明確化」(自分が本当に欲しているものは、なんなのか?)をうまくすることができない。
それを助けてくれるのが瞑想だ。
瞑想をすると、こうした煩悩や思い込みを排除できるようになるので、より正確かつ詳細な自分の「願望の明確化」ができるようになってくる。
それだけではない。
瞑想をすると脳がリラックスした状態になり、「デフォルト・モード・ネットワーク」(DMN)と呼ばれる脳の内部情報にアクセスする組織が活性化する。
簡単に言えば、脳に記録されている過去の情報(潜在意識)にアクセスして、自分がふだん抑圧している記憶や感情を見つけることができる。
その記憶や感情は「裸」な状態なので、自分の素直な状態をみつけることができる。
- 自分がナニが好きで、
- ナニが嫌いなのか?
- どんなことに怒りを感じ、
- どんなことに癒やしを感じるのか?
こういうことが自分の願望を明確化する大きなヒントになってくる。
ただ、潜在意識として現れてくるのは、「記憶の断片」を都合よく脳が勝手に組み立てた情報なので、常に思い浮かんできた「記憶や感情」が正しいわけではない。
アクセスした記憶の断片を正しく分析し、論理的に組み立てることで、自分の抑圧していた欲求や欲望を見つけることができる。
2500年前から仏教でも『瞑想が目標達成にもっとも有効な方法』と言われている。
あらゆる苦行をしたブッダが悟りを開いた時に「最も有効な方法は瞑想だ。」と伝えた、と言わわれている。
ブッダが一番最初に説法した 実践方法がまとめられている「八正道」でも、瞑想をして、感情を排し、モノゴトの道理を合理的に考えることが示されている↓
瞑想すると心が安定するので、冷静になり、ものごとをしっかりと見極めて、無理のない理にかなった考え方ができるようになる。
逆を言えば、焦っていたり、情緒不安定だったり、極度の緊張状態だったりすると、ものごとをしっかり見極めることができず、無理な発想や行動になりやすい。
引き寄せの法則が起きているのに、「不安や恐怖」それから「欲望や誘惑」に引っ張られて判断・行動を間違えるというのはよく起きる。
しかし、瞑想をすると自制心もつき、感情や欲求(煩悩)に流されることなく、意思決定や行動ができるようになってくる↓
エイブラハムとの対話による「引き寄せの法則」
「引き寄せの法則」という内容の本はたくさん出版されているが、その原著となるのが、このthe Law of Attraction」(Esther Hicks )という本だ。
日本語訳:エイブラハムとの対話「引き寄せの法則」(著者:エスター・ヒックス)である。
なので、他の「引き寄せの法則」なる本は全部二番煎じであり、重要な部分が抜けていたりする。
本書では、
『瞑想は、混乱を取り除き、自分の内面と対話するために行う』
とい
う説明がされている。
つまり、自分を抑圧している感情や煩悩を取り除いて、ピュアな自分を発見するために瞑想が紹介されている。
ここは仏教とほぼ同じ内容となる。
対話方式で物語が進むので、内容を理解しやすいのもで、仏教はハードルが高いという人には、本書をおすすめしたい。
僕が瞑想で引き寄せたやり方6ステップ
僕が実践している瞑想と引き寄せの法則のエッセンスは次の3つである。
- 自分の願望の明確化(ゴール設定)
- 自分の行動が願望に対して整合性がとれているか?(現時点がゴールまでがつながっているか?)
- その行動は本当に効果的であるか?(最短距離で手に入れる方法を考える。)
10分瞑想してリラックスする
10分間の瞑想をすると、頭の中にいろいろな感情がうかびあがってくる。
瞑想中は、そのことに集中して、浮かんだり、消えたりする感情と向き合おう。
瞑想の仕方がわからない人は、こちらの記事を↓
瞑想は難しいことはなく呼吸に意識を向けるだけでいい。
できない人は、僕のように1分から始めると、1ヶ月後には10分くらいできるようになっているだろう↓
瞑想中に感じたことを書き出す
重要なのは、素直に書き出すことだ。
瞑想中に浮かんできた感情は、自分の記憶が都合よく作り出している錯覚が含まれているので、必ずしも正しい記憶、情報だとは限らない。
特に最初は、自己正当化、妬み、疎み、嫉妬などの自分の感情が邪魔をして歪んだ情報(妄想)が出てきやすい。
それでも、素直に自分が感じたことをそのまま書きだそう。
頭の中にあったものを、文字にして認識することで、非論理的な考えや矛盾に気がつくことができる。
僕が理想の彼女を見つけた時は、
「満たされない。」
「寂しい。」
「人肌が恋しい。」
「家族が愛おしい。」
「もっと愛されたい。」
ということを書き出していた。
詳しくは、この記事で書いているので、実践したい人は↓
この感情が願望の明確化(ゴール設定)の大事な種となる。
自分の欲求を確認、明確化する
「満たされない。」
「寂しい。」
「人肌が恋しい。」
「家族が愛おしい。」
「もっと愛されたい。」
という感情を満たすためには、『彼女が必要である』ということにいきついた。
それも感情をみると「家族」、「愛されたい」というようなキーワードがあるように、一時的な彼女ではなく、家族を一緒に作っていけるような彼女である。
その頃の僕は、彼女と別れて1年くらい経っていた。
仕事で忙しくしていたが、一人でいることに寂しさを感じていたようだ。
自分が現在、欲求に対する行動をとっているか振り返る。
「彼女が欲しい」とは、うすうす自分でも感じていたが、特に具体的に「彼女を作る」という行動というのは、まったく取っていなかった。
運が良ければ見つかる。タイミングが来れば自然とできるだろう。くらいに考えていて、特に行動には移していなかった。
この結果として、知らないうちに
「満たされない。」
「寂しい。」
「人肌が恋しい。」
「家族が愛おしい。」
「もっと愛されたい。」
という感情が自分の中に蓄積していたことになる。
もし、あなたが、パートナーを探すという行動をとっていたにも関わらず、出会えていないのだとしたら、次の項目をしっかり読んでみて欲しい。
もっと効果的な欲求を満たす方法を探す。
方法はいくつもあるので、たった1つの方法に固執することはない。
間違った方法に固執すると、どれだけ努力を費やしても願望に近づけない。
「彼女を作るには、どうしたらいいか?」
ということを考えたのだが、欲求を満たすためには、
- 自分を満たしてくれて
- 人肌を感じることができて
- 家族のような
- 愛してくれる女性
ここで重要になってくるのは1番最初の「自分を満たしてくれて」という部分だ。
すると、そもそも「自分はナニに満たされるのか?」を理解していないことに気がつく。
自分の満たし方をしらずに、満たしてくれる女性を探すのは、どうかんがえても無理がある。(矛盾の発見)
だから、自分がどんなことに満たされるのかを探っていく必要が出てくる。
自分がナニをしている時に、満たされるのか?を自分の生活を振り返ってみると、
- サーフィンをしている時。
- 美味しいご飯を一緒に食べられる時。
- 朝早くに起きて、夜は早めに寝られた時。
- アウトドアで一緒にリラックスしている時。
ここまで見えてくると、どう考えてもナイトクラブや大都市に暮らしているとは限らない。
もし、僕がここで彼女が欲しいからと言ってクラブを徘徊したり、まちなかでナンパしたところで、「理想的な彼女」に出会える確率は圧倒的に低いことがわかる。
少なくとも海の近くのカフェやビーチに行ったほうが、自分の理想的な女性に出会える確立が上がるのは、小学生でもわかるだろう。
でも、今の時代、マッチングアプリなどを使えば、自分の趣味嗜好にあったパートナーを探すこともできる。
当時の僕は1ヶ月ほどマレーシアのクアラルンプールというサーフィンできる海からは飛行機で3時間離れた場所に住んでいた。
だから物理的に、自分の理想的な女性を探しに行くよりもマッチングアプリを使ったほうが、直ぐに行動に移せて都合がよかったのだ。
【実践】願望のみにフォーカスして合理的に対応していく
自分の願望(理想的な彼女)がどんな人か、どんな場所にいるかわかっきたら、後はそこに行って女性をみつけ、声をかけて深い関係になる、それだけだ。
マッチングアプリなどを使うなら、プロフィールをそのように設定して書けばいいだけで簡単だ。
願望が明確になればなっている人ほど、出会った時に、「え?書いていたとおりの理想な人が目の前にいる!!!!」というような運命的な出会いを果たすことになる。
ただ、ここから重要になってくるのが感情や欲望に支配されない、ということだ。
例えば、自分の願望に沿った理想的な異性が目の前にあらわれたことを想像してみてほしい。
あなたの理想を絵に描いたような魅力的な人が、あなたが訪れたカフェの隣のテーブルに座っている。
しかし、いざ目の前にすると、声をかけるのが怖くなって無視してしまったり、どんな風に声をかけていいかわからず、不審者のようになってしまい逃げられてしまう。
理想の相手を目にしたところで、恐れや緊張という感情を捨てる必要がある。
また、それだけではない。
男であれば、女性の性的魅力や支配したいという欲求に流されやすくなる。
例えば、
- エロそう。
- 一夜限りの関係にもっていきたい。
- お金で言うことを聞かせたい。
女性であれば、
- イケメンで、お金持っていて知性的。
- 美味しいご飯に連れてってくれそう。
- 優しくて、どんなワガママ聞いてくれそう。
ということに引っ張られるかもしれない。
こういった一時的な欲求充足や、本来の欲求を「お金で解決できる」と勘違いしてしまうと、結局は「満たされない。」、「寂しい」などの欲求不満に戻ることになってしまう。
感情や欲望にひっぱられず、グッちょくに願望のみにフォーカスして叶うまで継続することが重要になってくる。
感情や欲望に引っ張られてしまうと、ゴールからドンドン遠ざかってしまう。
ちなみに、瞑想をすることで、自分の感情と行動を把握するくせがつき、セルフコントロールする力が上がってくる。
瞑想をすることで、引き寄せの力が上がることは、やっぱり間違いない。
【まとめ】瞑想は引き寄せの法則を助ける『伝統的ツール』
瞑想はブッダが2500年前から「目標達成(修行)に効果的である。」と言っているように、瞑想をすると願望が叶いやすくなる。
- 願望の明確化
- 自分の現在地と願望との距離の確認
- 自分が正しく努力できているか
- もっと効果的な方法はあるか?
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