少し前までの僕は、モチベーションとか努力とか、意識高い系、The体育会系と言われるような状態で仕事を続けてきた。
それこそ、鼻息ブンブン!で、自分は忙しいんだ!、声をかけるな!、怠けるな!もっと努力しろ!と言うような雰囲気を醸し出していたと思う。
しかしこれは、仕事をする上で最も効率の悪い精神状態だったと今だからわかる。
なぜならば、
- 余計なアドレナリンが出てしまい、
- 自信過剰な判断や行動をして見積もりを誤ったり、
- 上手くいかなくなってくると焦ってミスが増えてきて、
- 最終的にはパニック状態になり、
- 仕事を遂行することが難しくなるからだ。
もしかしたら、若い人は僕のように、やる気とかモチベーションとかいう言葉に翻弄されてしまって、
- ミスが多くなる
- なかなか仕事が終わらない
- 上司やクライアントに叱られる
- 報告すると叱られるので報告できなくなる
- 問題が悪化し自分ではどうすることもできなくなり自爆する
- 自信をなくし周りからの評価も下げてしまい仕事しずらくなる
という悪夢のような落とし穴、にはまってしまった人も多いかもしれない。(やる気やモチベーションという言葉で、あなたを鼓舞するがいたら、その人たちは危ないので離れよう)
しっかり落ち着いて冷静に仕事をすることができれば、仕事を効果的かつ効率的に終わらせることができる。
僕の場合は、これから紹介する方法を試した結果、仕事時間を75%削減することができた。
興奮したり、焦ったり、イライラしながら仕事をしても、イイ結果にはならない。
やる気とかモチベーションとかは良いものとされがちだが、デメリットも大きい。
なぜなら、うまくいかない時は、その反動として、一気に焦りや無気力をもたらすからだ。
あなたにも次のような経験があるのではないだろうか?
焦ると間違った努力をして、時間・労力・精神力を無駄に消耗しがち。
それはまるで、道に迷ったときに、地図を確認せずに「進めば目的地にたどり着く!」と言う精神論に走ってしまったため、目的地からどんどん遠ざかってしまう、のと同じだ。
焦っていると、自分の現在地や行動のおかしさに気がつけない。
1度落ち着いて、自分の現在地を地図で確認し、ナビで確実に目的地へ導いてもらった方が100倍効率が良い。
期限に間に合わない、仕事が終わらない。
締め切りは今日の夜8時まで、比重が重い仕事なのにまだ手さえもつけていない…
となった時、誰しも焦ると思う。
「最悪だこのままだと締め切りに間に合わない! 1分でも早く仕事に着手しなければ!」
となってしまうとむしろ自体は悪化していく。なぜならば時間がない時ほど効果的な戦略が必要になり、もしかしたら
- 今日中に仕上げるもっと簡単な方法、
- 仕事を分解して誰かに手伝ってもらったり、
- また締め切りを延ばしてもらうなどの連絡を先にした方が良かったり、
といろいろな打開策や、解決方法が浮かび上がる、かもしれないからだ。
何より締め切りに間に合わないのであれば、先に現状を伝えておいた方が自分の信用を落とさなくてすむ。
むしろ、はじめに現状をしっかり伝えておくことで、必要な手助けを得られるかもしれない。
このためにもまずは落ち着いてしっかりと現場を把握し対策を練った方が100倍効率的である。
失敗して自分の能力のなさを実感するはめになる。
混乱はさらなる混乱を招くことになる。
混乱は、はじめに小さな嘘をつくと、更なる嘘をつかないといけなくなるようなもので、混乱した状態はさらなる大きな混乱をよぶ。
僕の場合は、締め切りを守るのが難しいと思っていたにもかかわらず、最初にそれを伝えていなかった。
とりあえず、ガムシャラになって仕事を進めるのだが、やっぱり予測通り仕事を終えることができない。
ただ単にがむしゃらに仕事をする事は、目隠しをしながら的に向けて矢を放つくらい愚かなことだ。
さらに悪いことに、目の前のことに精一杯になってしまっているので、提出先に時間切れになることも伝えることができずに、締め切りを過ぎることになる。
もちろん提出先からはクレームが来るし、がっつり自分の信用を落とすことになる。
初めからしっかり戦略的に考えて、締め切りが難しいことなどを伝えておけば、そもそも締め切りに向けて焦る必要もなく、締め切りが過ぎてから提出先に連絡をしなくて住む。
仕事中に心が落ち着かない原因5つ
なぜ仕事中に、心がそわそわして落ち着かないのか、というのを自分の内面から観察したら次の5つが出てきた。
大切な人間関係がうまくいってない。
1番最初にびっくりした事は、仕事がうまくいってないからイライラしてるわけではなく、人間関係がうまくいってないからイライラしていると言うことだ。
これは僕だけではないと思うけど、仕事がうまくいってない理由を
「家族がもっと協力してくれないからだ。」
「部下やクライアントが、言った通りに仕事をやってくれないからだ。」
「こんな状況に陥ってしまっているのは、そもそも自分の親に責任がある。」
というように、八つ当たりして怒りを他人に向けてしまっていることに気がついた。
特に最近よく耳にする「親ガチャ」のように、自分がうまくいってない原因を、自分の生まれや親の責任にしてしまっている人は、多いのではないだろうか?
恥ずかしい話だが、僕は自分の能力のなさを感じるときに、そのこととは、全く関係のないのに、親に対して怒りを感じることが未だにある。
締め切り期限に追われて焦っている。
それから締め切り期限に間に合わせれることが難しそうな時、心が焦っているのがわかる。
特に締め切りを守れなかった時に降りかかる上司やクライアントからの文句は恐怖につながる。
最悪、賠償責任も生じたりしてくる。
それ以上に、信頼を失って大切な仕事や、自分がやりたい仕事ができなくなることで、自分の未来を暗くしてしまう可能性があるからだ。
やるべき事に圧倒されてしまっている。
いま取り掛かってる仕事が終わってもいないのに、新しい仕事が次から次えと入ってきたり、中には「緊急で!今日中に仕上げて欲しい!」と言う無理な依頼まで入ってきたりもする。
最悪なのは、「なるはやで!」という、期限すらも設けられてない、自分より立場が上の人の欲求だ。
こうなると重要な仕事や、やらなければいけない仕事が混同し、圧倒されてしまう。
やらなくてはいけないことがまるで、絡まった釣り糸のように、頭が混乱してしまうので、勝手に心がソワソワ、セカセカしてくる。
よくわからないけど心が「ソワソワ」「セカセカ」している。
本当に精神的に良くない状況が続くと、まさに自分が見えなくなってくる。
よくわからない不安や、よくわからない恐怖に駆られて、ネガティブな感情に支配される時がある。
いろんな原因が考えられるが、こうした漠然とした悩みに教わる時もあるので、深く考えないようにするのもいいと思う。
ちなみに、こんな原因がわからない漠然とした悩みから派生する精神状態も、次に紹介する解決方法で簡単に乗り越えることができる。
価値観が180度変わって自信の喪失・自己の喪失が起きた時。
僕が1番辛かったのは自身を完全に失ってしまい、
「やっても、やっても成果が出ない。」
「誰かのアドバイスに流されてブレブレになってしまう。」
「何が正しくて何が悪いのかすらわからなくなってしまう。」
という状態だ。
理由はいろいろあると思うが、
- 今までの勝ちパターンが一切通用しなくなった時、
- 今までの幸せと思っていた概念が変わった時、
- 今まで積みあげてきた努力が無駄だとわかった時、
- 強制的に新しい人生を歩まないといけなくなった時、
いずれにせよ、変化を求められる時というのは、そわそわしてしまっていて地に足がついていない感じで
5分間しっかり「吐き切る呼吸」をするだけで、心は強制的に落ち着かせられる。
もしあなたが、「5分間あるのであれば仕事をした方が良いに決まっている!」と思うのであれば大きな間違いだ。
この5分間が、次の3時間の集中力、そして、仕事のクオリティーを飛躍的に上げてくれる。
ステップ1▶ 目を瞑る
立った状態でも寝た状態でもいいので、目をつむる
ステップ2▶ 口から息をゆっくり吐き続ける(目標:30秒)
できるだけゆーーーーっくり、口から息を吐く。目標は30秒。
ステップ3▶ 鼻から息をゆっくり吸い続ける(目標:30秒)
息を吐ききったら、今度は鼻からゆーーーーーっくり息を吸っていく。
これを5回もすると、心臓の鼓動がゆっくりとなり、凝り固まった筋肉や神経が、ユルッとほぐれてくる。
肉体的にほぐれてくると、心も連動するかのように落ち着いてくる。
鼻呼吸ができないという人は、このやり方を実践すればできるので、読んでから戻ってきて欲しい↓
息を吐き切る3つのコツ
- 吐くときにあばらに手を添えてあばらが中に凹んでいくのを確かめる。
- 吐ききる時は腹筋だけではなく背筋にも力を入れる。
- できるだけゆっくり吐く。
この3つをしっかりやれば息を吐くことができる。
文字だとわかりにくいと言う人は以下の無料プログラムで音声誘導をやっているので無料でダウンロードしてほしい。
【まとめ】焦って仕事をして良い結果が出ることなんてない。
もしあなたの周りに焦っている人がいたらきっと、「いちど落ち着いて冷静になってください。」とあなたも声をかけるのではないだろうか?
それと同じようにもしあなたが自分自身焦ってると気がついたら、確実にいちど心を落ち着かせたほうがいいのは明らかだ。
ここでお伝えした5分で心を強制的に落ち着かせる方法は、本当に投資対効果が高いのでぜひ日常でも使ってみて欲しい。
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