↑この記事でも『決断疲れ』について説明したが、決断疲れを起こすと、裁判官や医者という優秀な能力を持った人でさえもミスする用になってくる。
逆をいえば、決断疲れを回避する方法を理解すれば、それだけで大きな失敗をするリスクを回避できる。
少ないエネルギーで決断することができるようになれば、より多くの決断(仕事)をこなせることにもつながる。
僕の場合はこれから紹介する8つの自己ルールを作ったことで、大きな失敗、バカな判断をすること、そして精神的な疲労が圧倒的に減った。
基本は「休息と栄養で回復」して決断疲れを解消する。
↑でも説明したとおり、決断疲れを起こすメカニズム・原因は活動時間が長くなったり、判断回数、決断回数が多くなることだ。
決断力は、筋肉のように使えば使った分だけ消耗して筋力がいくのに似ている。
そして決断をしている脳も筋肉と同じ細胞でデキているので、栄養と休憩をしっかりとって、回復させることが重要だ。
そして、当たり前すぎて忘れられがちだが、「酸素」も人間が生きていくのに必須な栄養だ。
ただ、判断力や決断力というのは、筋力よりも疲れていることに気がつきにくい。
個人的には、つぎのような症状が自分に起きている時は、決断疲れを起こしていて、間違った判断をしやすいと心得ている。
決断疲れを起こす前に出ている初期症状
- イライラする
- 眠い
- お腹の調子が悪い
- イスに座ってられない。
- すぐにスマートフォンをいじってしまう。
- アイデアが浮かばない。
- 誰かに八つ当たりしたくなっている
- 誰かに責任を押し付けたくなっている
- 嫌な出来事を思い出す。
自分で気がついたことは、起床してから時間が立てば立つほど、このような状態に陥ることが多い。
そしてだいたい昼過ぎの2時には、集中力が切れだしている。
ちなみに、人間は起床してから18時間たつと、飲酒運転をしている状況と同じくらい作業能力が低下するらしい。
いずれにせよ決断疲れは、身体的披露、精神的疲労が大きく関係しているように感じるので、やっぱり健康が大切だし、起床してからできるだけ早い時間に作業を終わらせてしまうことが重要だ。
それでは僕が行った決断疲れを回避する自分ルール4つを紹介する。
疲労を感じたら呼吸&休憩を5分する
運動として体が疲れてくると呼吸するのが大変になるように、神経が疲れてくる呼吸が浅くなってくる。
呼吸が浅くなると、背中や首に慢性的に凝ってきて、疲れがとれなくなってくる。
こうなってくると、体力も精神力も先細りしてしまう。
だからこそ、疲労を感じたり、体に大きな凝りを感じたら、しっかりと呼吸をしながら5分でもいいので休憩することが大切だ。
例えばこんなように↓
熟睡できる環境を整える
目覚ましもなくスッキリ起きられた時は、頭もスッキリしており、自然と頭も働くのを感じたことがあれば、熟睡することでどれだけ脳や体が回復するかわかるだろう。
気分がいいと心にも余裕があるので、満員電車の中でも平常心を保つことができる、
逆に満員電車でイライラしている人たちは、明らかに睡眠不足であり、疲れている。
睡眠については、いろいろな本が出ているが、
睡眠は本当に重要で、思考力だけではなくて、体の代謝機能にも問題をもたらす。(睡眠時間が4時間以下の人は、7~9時間寝ている人に比べて肥満率が73%も高い。)
睡眠はそれだけ人間の体にそれだけ影響を与えている。
なので、
- 7時間以上の睡眠を確保すること(ショートスリーパーを除く)
- 良質な睡眠を確保すること
がとても重要になってくる。
それから寝る時間帯についても、DNAによって夜型、朝型が決まっていることが最近の研究結果からもわかっている。
朝起きるのが苦手な人は、無理に朝型になる必要もない。
それよりも重要なことは、いつもきまった時間に寝たり起きたりして体のバイオリズムを整えること、と言われている。
寝付きが悪い、なかなか眠れないという人は、僕が30分以内に寝付けるようになった方法が参考になるかも知れない↓
栄養バランスのとれた食事を小分けにして食べる。
食べすぎると眠くなってしまい、それだけで判断力、意志力が鈍る。
腹6~8分目の量で食べるようにして、お腹が空いたら、その都度食べるようにしている。
感覚的には、定期的に脳や体が栄養が補給されたことを感知して、その都度、思考力や判断力が回復したように感じる。
『バランス良く』というのも特徴で、特別な信条がない限り、野菜、果物、肉、魚類、炭水化物、ナッツ類、きのこ類をしっかり取ろう。
極端な糖質制限ダイエットなどは絶対におすすめしない。
ちなみにおすすめな食材は
- 玄米
- 卵
- 新鮮な野菜
- きのこ類
- ナッツ類
- 新鮮なオリーブオイル
- 果物
をとっておけば個人的にはいい体調が保てると思っている。
疲れた時はちょっと甘めのコーヒーを飲んだり、ちょこれを食べたりもしている。
甘いものを食べる量が増えて不安な人は、少し多めにオリーブオイルを取ってみて欲しい。
以前よりも糖質に対すつ欲求が少なくなった人が僕を含めてまわりにも多数いる。
ちなみに、僕はパーソナルトレーナーの資格も持っているのだが、この食べ方はダイエットにもよく、肥満が悩みにとっては嬉しい副作用があるだろう。
計画をたてる時間を作って、行動と思考を分離する。
結論から言うと計画をたてると時間を節約できる。
理由はいろいろああるが、
- 選択と集中ができるようになる。
- 作業中に考える時間を減らすことができる。
- 作業をシングルタスクでこなすようになる。
- 俯瞰的に観察する時間がとれるので、問題解決が前よりも早くなる。
などある。
僕はこの事実を知らず、「わからないからまず行動!」と行動力と行動量で成果をだしてきた。
しかし、あとになって、多くの時間を浪費してきことにきがつけた。(計画の立て方セミナーに参加したり、やってはみたができなかった。苦手意識があった。)
なので、時間がないと思っている人ほど、計画を立てるのが苦手だと思っている人ほど、この部分をしっかり読んで欲しい。
特に、
- 忙しくて睡眠時間をしっかり確保できない。
- 頑張っても頑張っても成果が出せない。
- 自分の計画はこれ以上よくなることはない。
と思っているのなら、なおさらだ。なぜならたった30分の時間を計画にあてるだけで、僕の場合は作業時間を1/3にまで圧縮することができたからだ。
驚いたが6時間もの時間を捻出することに成功した。
詳しい内容は以下の記事に書いてある↓
そもそも、忙しいと思ってしまっている人は、その時点で頭の中がパニックになってしまっており、思考が散乱してしまっている。
そうなると、考えるよりも与えられた仕事をひたすらこなすことで精一杯になってしまう。
重要度&緊急度の高い作業からこなしていく
脳は起床してから疲れを蓄積させていくので、できるだけ脳が疲れていない「起きた後」が、思考力、問題解決能力も高い。
昔の僕は、重要度の高い仕事というのは「後で時間をかけてゆっくりやりたい」と思っていたので、後回しにしていた。
その結果はと言うと、「いつになっても終わらない。先延ばししてしまう。」
という現象に見舞われていた。
理由はいろいろあるだろうが、やはり「決断疲れ」があったと思う。
重要度が高い仕事は、取り掛かりにくいが、このタスクを決断疲れしていないうちにやると決断力を節約できたと感じている。
↑ちなみに、これはよくある優先順位を間違えるパターン。
コレについて以下の記事で説明している↓
仕事は短期集中のポモドーロテクニックで取り組む。
ポモドーロテクニックは簡単に言うと
- 30分仕事
- 5分休憩
- 30分仕事
- 5分休憩
- 30分仕事
- 5分休憩
- 30分仕事
- 5分休憩
のようにして仕事を短時間で区切る仕事を効率化するテクニックだ。
ポモドーロテクニックを行うメリットは2つ。
- 圧倒的集中で仕事に取り組めるため、作業効率がよくなる。
- 空いた時間でリラックスできるので、アイデアがうかびやすくなる。
ということだ。
僕の場合は約1/3の時間で、同じ結果をだせるようになった。
信じられないと思うかも知れないが、やってみて欲しい。
逆に集中していない時にどれだけムダなことをやってしまっていたかが炙り出されてしまう。
それと集中する時間とリラックス時間を切り離すことにより、前よりもアイデアがうかぶようになった。
アイデアは俯瞰している時にでてくるので、リラックスする時間がとれないとどうしてもつまってきてしまう。
ポモドーロテクニックは作業効率化し、アイデアを含ませるとても有効なテクニックだ。
デメリットとしては集中するぶん、とても疲れる。
だからこそ、休憩や回復がとても大切になってくる。
【おまけ】休息、栄養、回復よりも、もっとっ根本的に大切な部分があった…
僕の場合、油断でいた骨格を直したら、体調がバツグンによくなり慢性的な首コリ、肩こりや腰痛から開放された。
以下の2つの記事がとても参考になると思う↓
その結果、長時間イスに座っていることが楽になったので、ムダな意識や我慢をしなくてよくなったので、思考が明晰になった感覚がある。
たとえば、タイヤに空気が入っていない状態で走っている車は、スムーズに思ったように走らない。
空気がしっかりと入っているタイヤの車はスムーズに走る。
このように、骨格が崩れていると、肩こりや腰痛に意識が言ってしまったり、または酸素を数量が少なくなり脳の機能が低下する。
体に痛みがある状態は、いくら回復したところで、やはり痛みに意識がいってしまうので100%の能率を出すのが難しくなる。
【まとめ】努力に依存せずに考える余裕をもたせるだけで、少ない決断と判断で問題を解決できるようになる。
僕は計画を立てるのが苦手で、行動力でカバーしていた。
しかし、行動力には限界があり、最終的には睡眠時間を削ったり食事する時間を削ったりして健康を害する方向へと走ってしまう。
僕の経験↓
もし、ここで紹介した決断疲れを防ぐ3つの僕のルールが、あなたも負のサイクルから抜け出すことにつながったら嬉しい。
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