「人生うまく行かないな。。。」
僕は失敗をするたびに、こんなふうに老け込んでいた。
してきた失敗と言えば、
- FXにて1日で600万円の損失を出したり、
- 交際のアプローチをしてきたイタリア人美女/アメリカ人美女に気がつくことができなかったり、
- 全国大会を賭けた決勝戦、残り8秒でポカして負けたり、
- 毎月80万円の収益を上げていたブログを飛ばし2年間ほぼ無収入になる。
- 1週間に3回財布を落とす。
- ATMで5万円おろした直後にスられる。
などなど。
借金1000万とか、そんなヘビーなものはないけれど、失敗が続くとさすがに凹むし、神様に見放されたと思いたくもなってしまう。
が、しかし、そんな信じてもいない神様のせいにするのは、虫が良すぎるというのは自分でもわかっていた。
でも、どうやったらこの負のスパイラルを抜け出せるのか?
というのを必死に考え、勉強し、行動した結果、人間がうまく行っていない時におちいってしまう法則というのがあることに気がついた。
この記事を読んでいるあなたも「なぜか同じ失敗を繰り返してしまう」ということに嫌気がさしていることだろう。
僕が負のスパイラルに陥っていった体験は、忘備録としてこの記事に書いてある↓
それでは人生がうまくいかなくなるメカニズムについてシェアしたい。
無意識があなたの意識よりも先に選んでいるから
人間の行動は97%が無意識で行われており、意識して判断していることは3%しか判断していない。
(詳しくは前回の記事「あなたは自分の意志で行動してイル?」を参照)
例えば、
- なぜ、あなたはある特定の顔をかっこいい、もしくはカワイイと思うのか?(人によって好みは分かれるのか?)
- なぜ、あなたは生理的にうけつけない人がいるのか?
- なぜ、あなたは好きな食べ物、嫌いな食べ物があるのか?
などなど、自分では説明ができないにも関わらず、勝手に好きや嫌いになってしまうのである。
そして、それは他人とずれている。(もし、全員が全員同じ感性であれば、もっと好みが極端に集中してしまい結婚できない人が続出しているはずだ)
このように無意識が勝手にあなたに、良いとか悪いとかを判断しているのである。
例えば、人間がキスをする理由についても口内の遺伝子や細菌を交換して相性を確かめているという研究結果も出ている。
つまりSEXをする前に、遺伝子的な相性がよく、健康的な子供が生まれてくるかどうか確かめているというのだ。
また、顔が好みというのも思い込みであり、実はフェロモンや匂いなどの情報を感知しているからかもしれない。
実際に女性が好きな男性のフェロモンを感知すると生理周期が変わることも報告されおり、一目惚れという現象もこうした意識できないレベルの情報を人間がキャッチしているということも知られている。
このように、あなたがナニかを無意識に選択してしまっているため、本当にほしい結果をえられないということが自然におきてしまうのだ。
なにを言っているかわからない人もいるかも知れないが、ここで重要なのは「自分の意思で選んでいない」という事実だ。
詳しくは次の文を読めばわかる。
間違っていても「自分は正しい」と思いこむ、と、、、
↑このバレリーナは右回りをしているだろうか?左回りをしているだろうか?
正解は、
どちらも正解
(左:右回り、中:オリジナル、右:左回り)
この絵はスピニングダンサーという有名な錯覚であり、右回りだったり、左回りだったり、して見るたびに回転が変わるトリックが仕組まれている。
だから、自分では右回りに見えていたとしても、他の人には左回りに見えてしまい、同じ画像を見ているにもかかわらず、見え方そして意見が違ってしまう。
そして、この錯覚の凄いところは、思い込むと、その思考から抜け出せなくなり、「そうとしか思えなくなってしまう」ところだ。
自分で努力して回転の向きを変えることはとてもむずかしい。
ここにトリックがある。
人間は1度、思い込んでしまうと、思い込んだ思考を変えるのがとてもむずかしい生き物だからだ。
私生活に当てはめて見ると、昔は「自分のやりたいこと」、「理想の生活」あったにもかかわらず、いつの間にか
- 大人になるというのはこういうことだ
- いつまでも子供や学生ではいられない
- 理想を求めていいのは子供のうちだけ
という理想を諦めた人の意見を勝手に信じ、自分もいつしか、そう信じ込んでしまっているのである。
特に影響力のある
- 自分の親
- 学校や習い事の先生
- 仲のいい友達
の意見は99%、あなたの理想を否定きているはずだ。
そうした、刷り込みが、いつのまにかあなたの思い込みを形成させている。
そして、この思い込みの本当にたちが悪いのはそこではない。
なぜなら、人間の脳は「思い込んだことを現実にさせる」という驚くべき能力をもってしまっているからだ。
- プラシーボ効果(プラセボ効果)
- 宗教によって神様が異なる
- 「思考が現実を作る」という言葉
- 引き寄せの法則
というのが、まさにそのことを具体的な例だが、長くなるので、これについてはまた後ほど説明したい。
いずれにせよ、このようにして、AでもBでもあるものを勝手に「Aだ!」、「Bだ!」と決めつけて、真実とはことなる世界で生きてしまっているのだ。
理性が正しいという行き過ぎた「勘違い」
「理性がある人ほど、賢く、幸福になるための判断ができる」と多くの人が考えるだろうが、日本人は例外的にあてはまらない。
長期間海外にいて日本に戻ってくると、いかに日本人は理性的で自制心を働かせており、規則正しく社会を動かしていることに関心してしまう。
それは飛行機が空港に着陸した直後、機内に積まれている荷物が職員の手によって、全ての荷物が繊細に荷降ろしされているかを見ることでもわかる。
↑日本
しかし、多くの国では荷物は投げて荷降ろしするのがデフォルトである。
↑イギリス
このように疲れていても、低賃金でもイライラするという本能を押し殺し、理性をもって仕事をする日本人は本当に素晴らしいと思う。
しかし、その一方で、本能を強く否定するほどの理性が日本を
- 過労死
- セックスレス
- 自殺
という生物的に矛盾した行動を引き起こしている。
強すぎる理性で本能を制限してしまうというのは、本当に危険な行動だ。
矛盾しているからこそ、頭がおかしくなるのも納得できる。
上記の3つは究極な例だが、あなたもこのような消耗感にかられているとしたら、本能を否定して矛盾した生活にはまっている可能性がある。
消耗感があなたに間違った選択をさせている
お金がない、時間がない、心が満たされない、という消耗的な感情を感じている時に人間は非合理的な選択をしてしまう。
単純に脳の情報処理能力が低下してしまうからだ。
例えば、
- お金がなくて借金に借金を重ねてしまう。
- レポートが提出期限に間に合わず、おばあちゃんが死んだことにして猶予をもらう。
- 性欲が満たされず、奥さんや彼女がいるのにマッチングアプリで相手を探してしまう。
などなど、明らかに、通用しないような行為やウソを簡単についてしまうのだ。
世界一の投資家とされるウォーレン・バフェット氏も
“If you’re smart, you’re going to make a lot of money without borrowing”
(もし、あなたが賢ければ、借金をしなくても、多くのお金を稼げるはずだ。)
という格言を残している。
逆を言えば、愚かな人ほど借金をして、さらにお金をなくしていることを物語っている。
このように、人間は満たされない状況で選択をすると、欲しいものを間違った(どう頑張っても手に入らない)方法で手に入れようとしてしまうのだ。
他にもこんな状況の人も同じだ。
- お金さえあれば、幸せになれる。
- いい大学にいけさえすれば、いい会社に入れる。
- 結婚さえすれば、幸せになれる。
しかしよく考えれば、違うことに気がつくはずだ。
幸せになることが目標であれば、幸せになる条件を全て満たす必要があるし、いい会社に入るには、自分がいい会社だと思う条件を全て洗い出さないといけないことは、一呼吸おいてよく考えてみればわかる。
しかし、多くの人ができていない。
むしろ、この消耗感がもたれらす人の弱みにつけ込むかのように、まるで悩みが簡単に解決されるかのようなCMや広告があなたに高額な商品を購入させようとする。
つまり、あなたに「大金を払えば一発逆転できますよ。あなたの頑張り次第です。」と勘違いさせようと迫ってくるのだ。
多くの人がこの企業の魔の手「大金を払えば一発逆転できますよ。しかも今なら半額です。あなたの頑張り次第で人生かわります。」の罠にはまり、より深刻な消耗に陥ってしまう。
コレを知らないから、満たされない人は不幸と捉えてしまい、その結果、さらなる不幸を招いているのが現実だ。
では、不足の状態、つまりお金がない状態、心が満たされていない状態、もしくはパートナーと破滅的な関係になってしまっている状態からどうやって復活するのか?
ここを攻略してあげればいい。
ただ、話すと長くなるので、についてはまた後で述べたい。
『本能』が、あなたを現状に引き留めようとする…
社会人になって、あなたが理想や夢を語ると、必ずあなたの両親や先生、友達は
「それって難しくない?」
「もっと現実的な方が幸せだよ。」
「それはごく一部の優秀な人たちに与えられた特権だよ。」
と、理想の生活を手にすることを引き止めようとしてくる。
しかし、それだけじゃない。
自分はあなた自身、あなたの本能が、あなたが安全な現状に引き止めたがるからである。
これを行動心理学では「現状維持バイアス」と呼ぶ。
この現状維持バイアスは本能に結びついており、脊髄反射のように誰もがもっている反応だ。
心理的な状況、つまり現状よりもよくなる可能性があるのに、行動したくなくなってしまうのかというと、
- 今持っているものを失う可能性がある
- 失敗したら今よりも悪い状況になる可能性がある
ということに脳が気がついているからである。
ほぼ違法なブラック企業で働いているにも関わらず、辞めることがデキないのも、夫と別れた方が幸せだと思っているのに、なかなか離婚に踏み切れないのもこうした現状維持バイアスが働いているからである。
ではどうしたら、こうした本能(現状維持バイアス)をクリアして、自分が本当にやりたい行動を移すことができるのだろうか?
ちなみに、この現状維持バイアスを理解するには、人間に必須な酸素について知ると体感をもって理解できるだろう↓
負のスパイラルの終着地点「理想はかなわない」
僕たち人間は、なんども同じ失敗をしたり、どうにも解決できない、と感じると最終的には諦めるという選択と行動を取ることになる。
そして、その結果がもたらすのはさらなる悪循環で、まわりに
「そんなの無理だよ。」
「そんな生き方はギャンブルだ。」
「失敗したらどうするの?」
という言葉をまわりになげかけ、自分の不幸な現状をまわりに広めたがる。
これは、不幸にも、相手を守ろうとする本能、社会に所属していたいという本能からであり悪意と言うよりも善意で行われるからたちが悪い。
【まとめ】知らないうちに無意識と本能、そして社会の罠にはまってしまっている
このように、日本は、
- 錯覚を本当だと思ったり、
- 錯覚だと気がついていても、親や先生、友達という影響力のある人に否定することで、錯覚が起きた世界が真実であると信じ込み、
- 「錯覚で作られた満たされることのない世界」で満たそうとするから消耗し、
- 最終的には「ナニをやっても満たされない」、「自分には能力はない」と感じて諦め、
- さらには世界は不条理だと錯覚の世界を、まわりの人に広めようとする。
という「失敗のサイクル」にハマにはまっている人達によって空気が作られてしまっている。
特にインターネットの発展で、この負のサイクルが加速しているように感じる。
しかし、一方で、この真逆があることも知っているだろうか?
最初に紹介したスピニングダンサーのことを思い出して欲しい。
ラッキーなことに、この世界はあなたが信じている不幸の世界とは真逆の世界があるのだ。
そのことについてを以下の記事でシェアしたい。
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